はじめに
こんにちは!
前回、Gitコマンド:初級編を書きました。
初級編をマスターしたら、さらにGitを使いこなせるように、中級編のコマンドを解説します!
git branch
Gitでは、複数の開発ラインを「ブランチ」として管理している。
git branch
コマンドで、現在のブランチ一覧を表示できる。
git branch
新しいブランチを作成するには、git branch <ブランチ名>
コマンドを使用。
git branch new-feature
作成したブランチに切り替えるには、git checkout <ブランチ名>
コマンドを使用。
git checkout new-feature
git merge
異なるブランチの変更をマージするには、git merge
コマンドを使用。
これは main ブランチに new-feature ブランチをマージするケース。
git checkout main
git merge new-feature
git remote
リモートリポジトリを管理するには、git remote
コマンドを使用。
リモートリポジトリを追加するには、git remote add <リモート名> <URL>
コマンドを使用。
git remote add origin https://github.com/username/repository.git
git fetch
リモートリポジトリの変更をダウンロードするには、git fetch
コマンドを使用。
git pull
と違い、ローカルのブランチにはマージされない。
git fetch origin
git stash
開発中に、急ぎのタスクが発生したり、他のブランチに切り替えたい時がありますよね。
そんな時、現在の作業を中断し、後で再開したい場合に便利なのが git stash
コマンド。
git stash
コマンドを実行すると、現在の作業中の変更内容を一時的に保存します。
後でまた取り出せるように、Gitが変更内容を保管してくれるイメージです。
git stash
作業を再開する際は、git stash pop
コマンドを実行すると、最後に保存した変更内容が元に戻ります。
git stash pop
git stash
コマンドは、作業中のブランチをクリーンな状態に戻したい時にも便利です。
例えば、新しい機能の開発中に、バグ修正が必要になった場合、git stash
で機能開発の変更を一時保存し、バグ修正ブランチに切り替えることができます。
git rebase
Gitでは、複数のブランチをマージしたり、コミットを分割したりすると、履歴が複雑になり、分かりにくくなることがあります。
git rebase
コマンドは、コミット履歴を整理整頓するためのツール。
例えば、feature
ブランチで開発した機能を、main
ブランチにマージする際に、git rebase
コマンドを使用すると、feature
ブランチのコミットがmain
ブランチの上に移動し、履歴が一本化されます。
git checkout feature
git rebase main
これにより、main
ブランチから見たときに、feature
ブランチの変更が連続して反映されているように見えます。
履歴が整理されることで、変更内容を理解しやすくなります。
ただし、git rebase
コマンドは、コミット履歴を書き換えるため、注意が必要。
他の開発者と共同作業している場合は、事前にコミュニケーションを取り、全員が同意の上で使用しましょう。
まとめ
中級編、ちょっと難しいですね。
しかし、上記コマンドを理解すれば、より複雑なGit操作にも対応できるようになります。
積極的に試して、Gitの力を最大限に活用しましょう!