はじめに

サービス開発を行なう際、ユーザー画面だけでなく、管理画面も必要ですね。
要件定義で様々なご要望をいただくのですが、利用するフレームワークによって、以下のパターンに分かれます。

フレームワークは便利ですが、万能ではありません。
そこで、どのようにカスタマイズできるか、というのが大事になります。

今回は、お客さまのご要望を実現するために奮闘したお話です。

どのような要件だったか

たとえば、このような画面。
よくある検索画面です。

ここで、エンジニアとユーザーで検索機能に対するイメージに違いが生じることがあります。

エンジニア：
項目間（会社名と担当者名など）はANDで検索すればOK！
絞り込んだ方が効率がいいので、問題なし。

ユーザー：
できるだけ広く検索したいから、AND/ORを選びたい。
ANDだけだと、見つからない可能性があるかも。

この検索画面では、これですね。

なぜ？？と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、要望されるお客様は、とても多いです。
お客さまの運用に合わせて作るべきなので、ここはお客様のご要望が正となります。

そうですね、たいていの場合は、オーバーライドしてうまいことやれば、実現は可能です。
しかし、今回使ったライブラリでは、それができなかったんです。

laravel-adminのGridを使いました。

Gridは検索フォームや一覧画面の表示、フィルタリングを行うライブラリです。以下のように使用します。

$query->where(.......)

そうなんです。あれば使えばいいんです。
ところが、無かったんです。。
Filterクラスを確認してみましたが、ありませんでした。（私の見落としだったらすみません）

そうなると、選択肢は2つあります。

前者だと理想的ですが、私は後者を選択しました。
理由は単純で、前者を選択すると、絶対に納期に間に合わなかったんです

これによって、無事にorWhereが使えるようになりました

バージョンアップしたときが心配ですが、そこはドキュメントに明記してあります。

ライブラリを選択する際は、カスタマイズのしやすさを前提で選択した方がいいです。
しかし、要件の変更などで当初の想定と異なることもしばしば。
まずは要件を最優先で、どんなご要望にも応えられるカスタマイズ力を身につけましょう！