注:この記事ではEDAに対して罵詈雑言を放っていますが、すべて冗談です。
この記事は鳥羽商船高等専門学校 Advent Calendar 2024 12日目の記事です。
前提:そもそも高専ロボコンの回路における失敗とは?
電気回路や電子回路において、設計者の想定通りに動かない場合、それは失敗です。(定義)
設計者が悪いわけありません。すべてはEDA(回路設計ソフト)が悪いのです。
ただEDAに責任を擦り付けるためには知識が必要です。
そのために我々は回路を学んでいます。
例:失敗している回路
こちらのハーフブリッジは、実際に回路班のN君が発注したMD(モータードライバ)回路の一部です。動かなかったらしいですね。
このハーフブリッジにはある重大なミスが隠されています。
そうですね、BS(ブートストラップ)コンデンサがなぜかHO1に接続されていますね。
これでは回路発注の金額がすべて無駄になってしまいます。
今回の敗因はEDAがミスを注意してくれなかったことにあります。なので彼は無罪といえましょう。
ただしEDAは回路が電気的におかしくないか(例:VCCとGNDがショートしている等)しか見てくれません。一刻も早くミスを注意する機能を搭載してほしいものですね。
本題:失敗しない方法
さてここからが本題です。先ほどまでの話は哀れな高専2年生の自虐です。
絶対に回路設計で失敗しない方法、それは経験者の先輩に確認してもらうことです。
まあ経験者の先輩も見落とすことはありますが、それはその先輩の失敗なのでノーカンです。
先輩に確認してもらうことにより、配線に間違いがないか、意味不明な部品配置をしていないかどうかなど様々なことがわかります。それを逐一メモしたり、要点を質問したり等することで自分も先輩と同じように回路チェックができ、ポンコツEDA君に悩まされることもなくなります。素晴らしいですね。
高専2年生N君は頼れる先輩に確認してもらったため、自分のミスが発覚しました(回路発注後)。
あとがき
今では私が先輩、後輩に勧めるのはもちろんKiCAD。
なぜなら、彼らもまた特別な存在だからです。