概要
UnityCloudBuild は2019年8月頃から Addressables に対応した。
公式ドキュメントや記事が見つからなかったので、実際に検証して正常に動作が確認された設定内容を共有する。
参考: FYI: Cloud build supports addressable now. - Unity Forum
設定方法
UnityDashboard -> CloudBuild -> Config から TARGET 設定を開く。
Addressables が含まれているプロジェクトの場合は、画像のように設定項目に Addressables Asset Options
が表示される。
EDIT ADDRESSABLE ASSET OPTIONS
を選択すると、画像のような設定画面が表示される。
(表示されていな項目はチェックを入れると表示される、画像の構成でビルドして正常に動作することを確認した)
設定項目のそれぞれの意味は (おそらく) 下記の通り。
(もし間違いがありましたらご指摘頂けますと幸いです🙇♂️)
項目 | 意味 |
---|---|
Build Addressables | Addressablesのビルド機能を利用する |
Fail Build on Addressables Error | Addressablesのビルドでエラーが出たらビルド失敗にする |
Profile Name | プロファイル名を指定、Unityで設定済みの場合は空でOK |
Content Only Build | Addressables のみをビルドする |
Content Update Build | ビルド済みのAddressablesがある場合は上書きする |
Content State Location Method | どこのcontent_state.binを利用するか (本TARGET or 別TARGET) |
Path to Content State File | content_state.bin のパスを指定 (Use a Content State file from Source Control を選択した場合のみ) |
Linked Build Target | どの TARGET の content_state.bin を利用するか (Use a Content State file produced from another build target を選択した場合のみ、Addressables1.5.1以上) |
SAVE を押して設定が完了すると、画像のように Build Addressables
が Yes になっている事が確認出来る。
この状態でビルドを行い、成果物をダウンロードするとビルドされた Addressables の Asset がロード出来ることが確認出来た。(Windowsのみ検証)
まとめ
Addressables は割と発表されたばかりだが、周辺のサービスがどんどん対応していて良い。
もう AssetBundle を使った開発には戻りたくないので、Addressables がもっと広く普及してノウハウが蓄積されたらと思う。