僕はプログラミングのプロではないし、周りを見渡せば自分より得意な人はいっぱいいますが、何故か文系や後輩にプログラミングを教えてほしいと頼まれることが多いです。
個人的にプログラミングは最初の壁さえ乗り越えれば、後は調べてどうにでもなると思っています。だから少し教えて放置してみると、意外とよく吸収してくれる人も多いように思います(本人のやる気は前提条件)。
では、何を教えたら後は突き放して良いのかをまとめます。
git
「初めにgitはハードルが高くないか?」と思う人も多いと思います。しかし、勉強するにはどんなに良い教科書よりも自分の学びを書き取れるノートが大事です。意味を問われたら、「ポケモンのセーブと同じでジムリーダーや四天王と戦う前に自分のタイミングでセーブができる」ということにしておきましょう。
最低限コミットと履歴が見れる能力を付けさせてあげればいいと思います。日本語コミットも許しましょう。僕は自分でも使っているSourceTreeの導入をすることが多いです。これを使えばコマンドいらずでコミットも履歴も見れるので便利です。後でその人から別の質問を受けたついでにブランチを切ってあげて、すぐ元に戻れることを示すと新しい便利さに気づく人が多いです。
黒い画面の出し方
実際には黒い画面に拘る必要はないです。なんでもいいからプログラムを書ける、(コンパイルできる)、動かせる環境を一つ作ってあげましょう。プログラミングを聞いてくる人というのは基本的にプログラムを書いたことがない人です。まずは同じ世界に連れてきてあげましょう。
プログラムを書けるようになると質問が変わってきます。文系の人にプログラムを書かせないままプログラムの話をするのなんて、アメリカにいるアメリカ人と日本から大声で喋ろうとするようなものです。まず届きません。Macだとpythonが最初から入っているので導入にはちょうどよいです。ただこれは教える人の得意不得意に合わせましょう。
調べる方法
最後にわからないことを調べる方法について教えてあげましょう。もちろん基本はググれで問題ないですし、今の時代の人間でググれない人には危機感を覚えさせたほうが良いと思います。ただ迷ったときにどこに頼るのかはわかっておいたほうが安心できます。そういう意味でQiitaはちょうどいいプラットフォームです。分かった気になって記事を書くことを勧めましょう。もっとわかった気になっている先輩たちにボコボコにしてもらいましょう(あとでフォローはしてあげてください)。
加えて、英語を使う人間のほうが多いので英語のプラットフォームのことも教えておき、新しい内容はこっちを参照するように言っておきましょう。StackOverflowが一番有名かなと思います。
その後のフォロー
ここまで教えたら後は放置です。本当にやってみたいと思っている人はここから急速に伸びていくのが見てて面白いです。たまに頼ってきた場合には、調べ方を追加して教えていくほうがその人の伸びに貢献できると思います。