はじめに
この記事では、自分用にAzure App Serviceへのデプロイを簡単に行うための手順を残します。
Azureの構造に関する基本概念などは以下などの別記事を参照いただいたほうがわかりやすいかと思います。
Azureアカウントを作成する
まだお持ちでなければ、Azureにサインアップし、アカウントを作成してください。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/
Azure CLIをインストールする
Azure CLIは、Azureリソースを管理するためのコマンドラインツールです。Azure CLIをインストールして、コマンドラインからAzureリソースを操作できるようにします。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/cli/azure/install-azure-cli
Azureにログインする
インストールしたAzure CLIを使用して、Azureにログインします。
az login
リソースグループを作成する
Azure App Serviceをデプロイするためのリソースグループを作成します。
az group create --name myResourceGroup --location japaneast
App Serviceプランを作成する
アプリケーションをホストするApp Serviceプランを作成します。
az appservice plan create --name myPlan --resource-group myResourceGroup --sku B1 --is-linux
Webアプリを作成する
App Serviceプランに基づいてWebアプリを作成します。
az webapp create --resource-group myResourceGroup --plan myPlan --name <your-app-name> --runtime "PYTHON|3.10" --deployment-local-git
<your-app-name>
は一意のアプリ名に置き換えてください。Azure App ServiceのURLに使用されます。
GitリポジトリをAzure App Serviceにリンクする
このコードが含まれるGitリポジトリを作成し、Azure App Serviceとリンクします。
az webapp deployment source config-local-git --name <your-app-name> --resource-group myResourceGroup
git urlが表示されるので、それをローカルのgit remoteに設定します。
git remote add azure <git-url>
必要な環境変数を設定する
AzureポータルのApp Service内の「設定」>「構成」で、必要な環境変数を設定します。
コードをデプロイする
git pushを使って、更新内容をデプロイします。
git push azure main:master # localリポジトリがmainの場合
アプリを起動する
アプリがデプロイされ、設定が完了したら、アプリが自動的に起動されます。ブラウザでアプリのURL(例:https://<your-app-name>.azurewebsites.net
)にアクセスすると、Webアプリの画面を確認できます。