はじめに
仕事で Windows 10 に導入作業を依頼をされたのですが、その中でコンピューター名とワークグループの変更がありました。
しかし、コンピュータ名は変更できたのですが、下図のようにワークグループは入力できない状態になっていました。
調査
チーム内会議でワークグループが変更できない旨を報告、皆で対応方法を考えていました。
よく画面を見ていると、「このコンピューターのドメインとメンバーシップを変更する前に Workstation サービスを開始する必要があります。」と記載がありました。
早速、Workstation
サービスを開始してみるとエラーで開始できませんでした。
原因
windows10 workstationサービスの起動時にエラー1075となる
Workstation サービスは SMB v1.0 に依存していますが、SMB v1.0は有効化されていますか?
Workstation
サービスのプロパティの依存関係には、SMB 1.0
の記載がありませんでした。
対応
「プログラムと機能」にある「Windowsの機能の有効化または無効化」にて、「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」にチェックを付けてインストールします。
これにより、Workstation
サービスを開始させることが出来ました。
コンピュータ名の変更画面を開き直すと、ワークグループが入力できるようになりました。
これでワークグループを変更して、OKボタンをクリックします。
SMB 1.0を無効化
このままでも良かったのですが、元々インストールされていない状態であったため、「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」にチェックを外して無効化しました。
最後に
ネットで「ワークグループ 入力できない」とかで調べたり、Microsoft Copilotに尋ねてもダメでしたが、チーム内会議にて皆で相談すれば解決できることもあるわけです。
「Workstation サービスを開始する必要があります。」との画面上の記載に気が付けば良かったのですが、灯台下暗しってやつで見落としがちでした。