#はじめに
この記事で扱うVimはVimキーバインド(あとNeoVim)を主に指します。
お使いのエディタ、IDEにVimプラグインを入れて、
快適なコーディングライフを一緒に送りましょう。
#4つのモードについて
Vimでは4つのモードを行き来して、コーディングを加速させます。
その4つとは、
1.ノーマルモード
2.インサートモード
3.ビジュアルモード
4.コマンドモード
です。
次に、それぞれの特徴を書いていきます。
##ノーマルモード
カーソルの移動や基本操作を行うモードです。
##インサートモード
いつものコードを打つモードです。
このモード中に文字を打つと、エディタにその文字が入力されていきます。
##ビジュアルモード
範囲選択モードに切り替わり、選択した範囲の編集を行うモードです。
##コマンドモード
ファイルの上書き保存、終了などのすこし特殊なコマンド入力を行うモードです。
#片足を突っ込む覚悟を持とう。
親指の先っちょだけでも...なんてタイトルに書いておいてなんですが、
親指の先っちょだけで済むはずがないんですよね。
なので、まずは覚悟を決めましょう。
覚悟が決まったらVimの沼へ親指の先っちょだけ突っ込んでみましょう。
大丈夫、きっちりくるぶしくらいまでは浸かります。
##覚悟その1 マウスを手放す覚悟
どうしてもマウスを使わなければいけない場面を除いて、
コーディングに置いて極力マウスは使わないようにすること。
これは腕や手の負担を減らすことにもつながってきます。
が、一番の理由はコーディングを加速させること。
マウスとキーボードを行き来する時間を極力減らすという覚悟を持ちましょう。
##覚悟その2 カーソルキーを手放す覚悟
あなたはもうカーソルキー(←↑↓→)ともさようならする覚悟を決めなければなりません。
カーソルキーを押しているところをVimmerに見つかってしまえば最後。
寝込みを襲われて、もう太陽を見ることは叶わないでしょう。
#ようこそ、Vimの世界へ
覚悟はできましたか?
できたのなら、早速Vimの世界へ飛び込みましょう。
(片足云々はどこいった?)
まずはプラグインを入れましょう。
VSCodeを使ってるなら”VSCode Neovim”を。
IntelliJを使ってるなら”Idea Vim”を入れましょう。
これであなたもVimの救いを受けることができるようになりました。
##モード間の移動
さて、ここからが大事です。
今、あなたのエディタ/IDEはノーマルモードになってます。
Vimはノーマルモードを起点に、他の3つのモードに移動しながらコーディングしていきます。
・iでインサートモードへ(インサートのiで覚えやすいね!!!)
・Escでノーマルモードへ(困った時はEscを5回くらい押しとけば間違いなくノーマルモードだよ!!)
・:(コロン)でコマンドモードへ(ノーマルモードからじゃないとダメだからね?)
初めはこれだけ覚えておけばいいでしょう。
ビジュアルモードはおいおい使っていけばいいと思うので、
とりあえずこの3つのモードを行ったり来たりできるようになりましょう。
##ノーマルモードについて
覚えるべきことは「hjkl」がそれぞれ「←↑↓→」に対応してます。
基本的にこの「hjkl」を使ってコードの海を移動します。
文字の削除は「x」を使います。
改行は「o」でできます。
インサートモードへは「i」、
コマンドモードへは「:」で移動します。
##インサートモードについて
インサートモードは文字を打つモードで、たいしてできることはありません。
ノーマルモードへの戻り方を覚えるだけです。
「Esc」でノーマルモードへ戻ることができます。
##コマンドモードについて
ここはとても重要です。
ファイルを変にさわちゃって、よくわからないままでファイルを上書き保存してしまった。
なんてことが起こらないようにしっかりと覚えましょう。
まず、保存せずにファイルを閉じる。これは「q!」です。
「q」で閉じる、「!」は強制的にを意味しています。
とりあえずよくわかんない状態になったら、
「Esc」を10回くらい押して「:q!」を押しておけばファイルは保存されず、編集前の姿でいてくれます。
次にファイルを保存。これは「w」です。
ctrl+Sと同じ意味合いですね。
この「q」と「w」を組み合わせて「wq」と打つと保存して終了になります。
ノーマルモードへの戻り方は「Esc」です。
#最後に
どうでしたか?Vimと少し仲良くなれそうですか?
「この操作したいんだけどどうすればいいんだー!!」となったらググりましょう。
意地でもコーディングでマウスは触らないんだ!!という意思があなたを強くします。
それでは良きVimライフを。