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Windows 10 に Docker Desktop for Windows をインストールする

Last updated at Posted at 2020-05-08

※ バージョンや条件、各種WEBサイトなどは執筆当時のものです。

Windows10のエディションがDocker Desktop for Windowsに対応していることを確認

  • 64bit版 かつ、
  • Professional or Enterpriseエディション

Homeエディションや32bit版はサポートされていません、ご注意!

Homeでも使える方法が最近推進されているそうです。
こちらの記事をご紹介します。
https://techracho.bpsinc.jp/ebi/2020_03_27/90477

VT-xが有効であることを確認

もうひとつ条件があります。
VT-xという機能に、パソコンのCPUが物理的に対応していないとダメです。
(VT-xはIntel製CPUでの呼び名です。AMD製CPUも同じ機能がありAMD-Vという名前になります。)

CPUがVT-xに対応しているモデルか確認する。

こちらのサイトを参考に、
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/support/articles/000005486/processors.html

  • 自分のパソコンのCPUの型番を調べる。
  • VT-xに対応しているか、CPUメーカーのWEBサイトで調べる。

インテル バーチャライゼーション・テクノロジー(VT-x)はい ならOK!
image.png

BIOSでVT-xが有効になっているか確認する。

次は、実際にパソコンでVT-xが有効になっているか確認しましょう。

BIOS画面を開く。

パソコンの電源を入れたとき最初に表示される↓のような画面でDELキーを連打します。

image.png

パソコンによっては違うキーかも。
違う場合は、画面下部の英語メッセージを見極めてみて下さい。

VT-xの設定を確認する。(無効なら、有効に変更する)

BIOS画面が起動したら、詳細メニューにCPUの設定のような項目があるので開きます。
Intel Virtualization Technology とか VT-x とか書かれている設定を有効にしましょう。

image.png

Hyper-Vを有効化

もうひと息です!
今度はWindows側の設定でHyper-Vという機能を有効にしましょう。
(このHyper-VのためにVT-xが必要だったのです。)

Windowsを起動し、コントロールパネル→プログラムと機能を開く。

エクスプローラのアドレスバーなどに
コントロール パネル\すべてのコントロール パネル項目\プログラムと機能
と入力してコントロールパネルを開きましょう。

image.png

Windowsの機能の有効化または無効化を開く。

プログラムと機能画面の左側にあるWindowsの機能の有効化または無効化を開きます。

image.png

Hyper-Vにチェックを入れてOKボタンを押す。

image.png

Windowsの再起動を要求されたら、再起動する。

Docker Desktop for Windows をインストール

やっとDockerをインストールするところまで来ました。
あと少し!

インストーラーをダウンロードする。

Docker公式サイトからWindows用インストーラーをダウンロードしましょう。

image.png

インストーラーを実行する。

こだわりがなければ設定は特にいじらず、OKを押してインストール開始しましょう。

image.png

Windowsを再起動する。

Windowsの再起動を要求されます。
もし他のソフトで何か作業中だったらご注意を。

image.png

Docker本体の起動確認

Windowsを起動すると自動的にDockerも起動してくれるようになっていると思います。
Dockerウィンドウは×で閉じても大丈夫です。(タスクバーに常駐しているはずです。)
常駐さえしていれば、Dockerが使える状態です。

image.png

また、タスクバーのアイコンを右クリックしてQuit Docker Desktopすると終了させることができます。

ちなみに一見IDとパスワードを要求されているような画面ですが、全然必須ではありません。
これはDocker Hubというdockerイメージ共有サービスのやつです。
(便利なので機会があったら利用してみて下さい。)

Docker動作確認

ちゃんとDockerが使えるか、簡単に確認しましょう。

コマンドプロンプトを起動する。

画面左下のWindowsボタンを右クリックしてファイル名を指定して実行を開きます。

image.png

cmdと入力してOKを押します。

image.png

docker --version

コマンドプロンプトが起動したら

docker --version

と打ってみます。

image.png

バージョン情報を表す文字が表示されたら成功!

もし「dockerコマンドが見つからない」とエラーになったら…

'docker' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

docker.exe が存在するフォルダを環境変数PATHに追加しましょう。
詳細手順はここでは割愛しますが、代わりに↓こちらの記事を紹介させていただきます。

Windows で環境変数 PATH をいじる方法のまとめ

docker.exe があるフォルダの場所は、デフォルトのインストール設定では↓です。

C:\Program Files\Docker\Docker\resources\bin

もしインストール先フォルダをカスタマイズしてしまった場合は、↑を参考に探してみてください。

docker run hello-world

今度はおためし用に公開されているdockerイメージhello-worldを実行してみます。
成功すればHello from Docker!と文字を返してくれるだけのdockerイメージです。

docker run hello-world

と打ってみます。
手元にhello-worldイメージを持ってなくても、イメージ名をキーにdockerコマンドがネット上から自動的に探してきてくれます。

image.png

やったぜ!

これで完了です!
お疲れ様でした:thumbsup:

docker-compose

Dockerの追加機能として有名なdocker-composeは、今回の手順で一緒にインストールされます。
dockerコマンドと一緒にパスが通っているので、そのままコマンドを打ってもOKです。

docker-compose version

image.png

docker-composeのバージョンアップのしかた

最新版をダウンロードする。

まず、こちらの更新情報ページから最新版のexeをダウンロードします。
https://github.com/docker/compose/releases

上から新しい順に書かれているんですが、
Latest releaseと表示されているバージョンを探し、exeをダウンロードしましょう。
(rcとか書いてあるものはまだ調整中のバージョンなので使わないでおきましょう)

ちなみにこのexe、一見インストーラーと勘違いしそうですが、そのまんまdocker-composeコマンド本体です。

image.png

既存のdocker-compose.exeをファイル名を変えておく。

デフォルトでは↓このへんにインストールされているので、探し出して名前を変えます。

C:\Program Files\Docker\Docker\resources\bin

docker-compose.exedocker-compose.exe.old といった感じです。

新しいほうのexeをファイル名を変更する。

今度は、先ほどダウンロードした新しいほうのexeをdocker-compose.exeに改名します。

新しいほうのexeをコピーする。

既存のexeが有った同じ場所に、新しいほうのexeをコピーすれば完了!

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