今回は、gitでcloneする形でLaravel5.2の本番環境の構築を行います。
インスタンスの設定・立ち上げ(Amazon Linux AMI 2016.03.3)が終わったところからスタート
Amazon EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)のインスタンス(Amazon Linux AMI 2016.03.3)の設定および立ち上げが終わったところから手順のご案内をスタートします。
#1、LAMP環境の構築
まずは、下記コマンドでルートユーザーに変更するとともに、yumでインストールしたパッケージのアップデートを行います。
$ sudo -i
$ yum update
その後、下記の通り、AWS EC2にLAMP環境を構築していきます。
## 1-1、Apacheのインストール
今回は、Apache2.4のバージョンをインストールします。
$ yum install -y httpd24
$ chkconfig httpd on
$ service httpd start
## 1-2、PHPのインストール
次はPHPをインストールします。今回インストールするPHPのバージョンは5.6です。
$ yum install -y php56
## 1-3、MySQLのインストール
下記コマンドで、MySQLは最新のバージョンがインストールされます。
$ yum install -y mysql-server
$ chkconfig mysqld on
$ service mysqld start
1-4、拡張ライブラリーのインストール
Laravel5のプロジェクトを作成するために必要な拡張ライブラリーをインストール済ます。
$ yum install -y php56-mbstring php56-pdo php56-mysqlnd
詳しくは、ドキュメントのサーバー要件を確認してください。
他にも、多少のシステム動作要件があります。
#2、Laravel5のインストール
2-1、composerのインストール
gitでLaravel5のプロジェクトをインストールするためにはgitが必要で、gitをインストールするためにcomposerのインストールが必要になります。
$ curl -sS https://getcomposer.org/installer | sudo php
$ mv composer.phar /usr/local/bin/composer
$ ln -s /usr/local/bin/composer /usr/bin/composer
2-2、gitのインストール
$ yum install git
2-3、Laravel5のインストール
今回は、var/wwwディレクトリの直下に配置します。その後、作成したプロジケクト内でcomposerをインストールします。
$ cd /var/www/
$ pwd
/var/www
$ git clone https://github.com/laravel/laravel.git
$ cd laravel
$ composer install
すると、vendorディレクトリーができ、その中にライブラリーがインストールされます
2-4、データベースの作成とその設定
$ mysql -u root -p
mysql> CREATE USER 'user'@'localhost' IDENTIFIED BY 'password';
mysql> CREATE DATABASE laravel;
その後、作成したユーザーに対して、該当データベースへの権限を付与する
$ GRANT ALL PRIVILEGES ON laravel.* TO "user"@"localhost";
$ FLUSH PRIVILEGES;
$ exit
【.envファイルの作成とデータベース情報の設定】
gitでクローンしたものには、.envがないので、.env.exampleをコピーして作成する
$ cp .env.example .env
$ vi .env
.envファイルの10行目付近から、下記に記載したデータベース情報の設定項目を変更する
DB_DATABASE=laravel
DB_USERNAME=user
DB_PASSWORD=password
6、パーミッションの付与
$ chown -R apache.apache /var/www/laravel
$ chmod -R 755 /var/www/laravel
7、キーの生成
$ php artisan key:generate
8、ドキュメントルートの変更
$ vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
ServerName サーバー名
DocumentRoot "/var/www/laravel/public"
AllowOverride All
に変更すると、ブラウザでドップページにアクセスすると、Laravel5が表示される
なお、作成したプロジェクトのディレクトリ直下で下記コマンドを実行すると、
・create_users_table
・create_password_resets_table
の2つのテーブルが作成されることが確認できる
$ php artisan migrate
とりあえず、ざっくりとここまで。