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データベースのLongActionがリリース。メリットや注意点は?

Last updated at Posted at 2024-05-14

はじめに

Workatoの、4月の製品アップデートはチェックしましたか?

製品スクープ – 2024 年 4 月

興味を引くトピックがいろいろありますが、その中でも特に有用と感じた、データベースのLongActionのリリースにフォーカスしたいと思います。

データベースのLong actionが有効になった

アップデート内容を直訳すると

’’データベースのLong actionでは、タイムアウト制限を 120 分としてクエリ実行時間を延長できるようになりました。
データベースのLong actionは現在、Snowflake、PostgreSQL、MySQL、Oracle で利用できます。’’

ですが、整理すると次の通りです。

  • データベース操作系の Snowflake、PostgreSQL、MySQL、Oracleのコネクターの下記アクションにLong actionが適用された。
    • 「Run long query using custom SQL action (カスタム SQL を使用して長いクエリを実行する)」
    • 「Export query result (クエリ結果をエクスポートする)」
  • これらのアクションは、応答に時間がかかっても、指定した上限時間まではタイムアウトしなくなった。(最大120分)

そもそもLong actionって?

Workatoでは通常、1つのステップや1つのジョブの実行に時間がかかりすぎると、タイムアウトエラーとなり、JOBが失敗してしまいます。

現在のタイムアウトの制限は、1つのステップ では 90秒、1つのジョブでは 90分となっています。

そうは言っても、応答に90秒以上かかる処理(ステップ)はままありますよね。

そこで、ジョブを一時的に保留して、非同期で処理を行うアクションがあります。
Long actionと呼ばれ、大量データの処理や、Workbotでユーザーの応答を待機する仕組みでも用いられています。

どのコネクターの何のアクションがLong actionに該当するかは、公式ドキュメントで確認できます。

メリット

今回の変更で何が嬉しいのかというと、
大量データを複雑なクエリーで処理する場面などで、今までは処理時間が90秒を超えてしまうとタイムアウトで処理が中断していましたが、そうした短い時間制限にとらわれずに処理できるようになります。

注意点

Long actionを含んだレシピは、テストモードではレシピを実行できません。「Test Recipe」ではなく「Start Recipe」で実行する必要があります。

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