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【Linuxコマンド】exportコマンド|環境変数やシェル変数を設定する

Last updated at Posted at 2020-03-10

この記事では、《exportコマンド》について、
業務を通して学習した内容をまとめています。

  • exportコマンド とは…?
  • exportコマンド の使い方

こういった内容についてまとめています。

※本記事は、自分で学習したことのまとめ用として書いています。
尚、解説で誤った点があれば、スローして頂ければ喜んでキャッチしますのでお願い致します。

【概要】 exportコマンド とは…?

exportコマンドは、環境変数やシェル変数を設定するコマンドで、

以下の2つの使い方があります。

  1. 『シェル変数』を『環境変数』に設定する
  2. 指定した『環境変数』を削除する

Linux環境で使用する変数には、シェルからのみ参照できる…

『シェル変数』

と他のコマンドやプログラムからも参照できる…

『環境変数』

があります。

exportコマンド の使い方

exportコマンドの書式は、以下の通りです。

export [オプション] [変数名]
オプション 説明
-n 指定した環境変数を削除する。
-p エクスポートされている環境変数のリストを表示する。

それでは、先ほど紹介した2つの使い方の例題を見ていきましょう。

  1. 『シェル変数』を『環境変数』に設定する
  2. 指定した『環境変数』を削除する

使い方①: 『シェル変数』 を 『環境変数』に設定する

export [変数名]

例えば・・・

  • シェル変数: greeting="Hello World"

の場合は、下記のようになります。

--- 例題 ---

#!/bin/bash

greeting="Hello World"
export greeting

--- 実行結果 ---

シェルを実行したら、実際に環境変数greetingが登録されているか、確認してみましょう。

確認するには、printenvコマンドを使用します。

設定されている環境変数の一覧が表示されてしまうため…
grepコマンドと組み合わせて変数名を指定すると便利です。

$ . sample.sh
$ printenv | grep greeting
greeting=Hello World

使い方②: 指定した『環境変数』を削除する

『環境変数』を削除する場合は、-nオプションを使用します。

export -n [変数名]

例えば・・・

先ほど設定した環境変数のgreetingを削除する場合は、下記のようになります。

--- 例題 ---

sample.sh
#!/bin/bash

export -n greeting

--- 実行結果 ---

$ . sample.sh 
$ printenv | grep greeting
# 何も表示されない
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