#はじめに
Cognos Analytics新機能の「予測」を使ってフォークリフトバッテリーの劣化予測を試してみました。特に面倒な設定無しに、グラフの続きが簡単に参照できました。ただし、データによっては、期待通りの表示が出来ない場合がありました。合わせて共有させてください。
#操作はスライダーをオンにするだけ
操作は作成したグラフの右上のこの矢印アイコンをクリックし、
「予測」スライダーをオンにするだけでした。
予測のデフォルト設定では自動でデータの長さの20%先が参照できるそうです。
#フォークリフトバッテリー劣化予測
今回はこの稼働中のフォークリフトバッテリーモニタリングシステムでバッテリーの充電後の電圧データを約1か月間測定し用いました。
1年後の電圧を予測し、あくまでも「見なし」ですが、バッテリーの劣化具合としました。
1年後の予測をするため「予測」をオンにした後、「予測期間数」に365を指定し・・・
・・・・予測(点線部分)された結果が下図です。いい感じです!
下図の様に実計測データでは低い場合で51.8vであった電圧が・・・
1年後の予測で低い場合50.88vとなり、1年後の値は現在より期待通り低くなっています。
#向き/不向きデータ?
ところが、データによってはこんな感じで・・
上がったり下がったりの折れ線グラフの続きではなく、予測が直線になってしまう場合がありました。
また「予測に適したデータは、規則的な間隔の時刻ポイントに対応する数値データ値を持つデータです」との事で、今回のように1日に1回とかxx分に1回計測、と言ったキッチリ等間隔のデータではないと予測データとして不向きなので注意が必要でした。
#今後
ご覧のように非常に簡単に、手軽に予測が出来るので、いろいろなデータでバンバン使って行きたい機能です。