※本記事は、Keycloakのバージョンアップに伴い、「Keycloakの管理コンソールの機能をみてみる(利用者編)、ユーザー・アカウント・サービス」の記事を最新化したものです。
やること
keycloakには
・管理者向けコンソール
・利用者向けコンソール
があります。
今回は、利用者向けコンソールの各項目をみていきます。
前提
こちらを実施していることが前提になります。
今回セットアップした環境は以下です。
・keycloak 23.0.7
・Google Chrome 119.0.6045.200
Windows PowerShellでKeycloakサーバーを立ち上げ、Chromeで管理者向けコンソールにアクセスしました。
利用者向けコンソールの概要
利用者向けコンソールとは、ユーザー単位で作成される設定画面のことです。
利用者向けコンソールにアクセスする場合、以下にアクセスしユーザーでログインしてください。
http(s)://[ホスト](:[ポート])/realms/[レルム名]/account/
事前に作成したtestユーザーでログインした場合以下の画面が表示されます。
Personal Info
個人情報を設定できるページです。具体的に、以下の項目があります。
項目名 | 説明 |
---|---|
ユーザー名 | ユーザー名を設定します。 |
Eメール | メールアドレスを設定します。 |
名 | 名を設定します。 |
姓 | 苗字を設定します。 |
Select a locale | 言語を選択できます。事前に管理者コンソールの"レルムの設定"で利用したい言語を追加する必要があります。 |
Account security
Signing in
ユーザーの認証に関するページです。パスワードの更新や、二段階認証の設定を行うことができます。
デバイス・アクティビティー
アプリケーション
現在のユーザーでアクセスできるアプリケーションの一覧です。このtestユーザーでは利用者向けコンソールにのみアクセスできます。