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QNAP NASでRAID1を構築しているHDDがエラーを吐いたので交換する

Last updated at Posted at 2018-08-11

環境

  • QNAP TS-231でNASを運用している
  • WD Red 4TB×2でRAID1を構築、全領域1ボリューム
  • ファイルベースのiSCSIターゲットを200GB確保、残りはLAN内の共有フォルダとして運用

症状

  • QNAPのNAS管理ツールQfinderで見たときに、異常ステータスが報告されていた
    • こんな感じ

QNAP説明1.png

  • 管理コンソールにログインすると、Disk2にS.M.A.R.T.の警告が出ている
    • ID197の異常セクタ(Current Pending Sector) が1

QNAP説明2.png

  • ありゃ、死んでしまったか、と思って管理ツールのお勧め通りDisk2にフルスキャンをかけてみる。
    • 4TBでだいたい9時間くらい?らしいが寝て起きて会社行って帰ってきたら終わっていた。
  • スキャンでID197が22に増え、これはいよいよ死亡かと思ったけどしばらく時間を空けたら6になっていた。
  • ID197は読みに行って読めたらエラーでなくなるらしいので、意外とこのまま行けるかもしれない?が色々怖いのでディスクを交換することにする。
    • Disk2は以前もエラー吐いて交換しているのだが、ハズレを引いてしまったらしい。WDは信用しているのだけど・・・

QNAP説明3.png

交換

  • TS-231はディスクのホットスワップに対応しているので、NASを運用したままディスクの交換→RAID再構築が可能。
  • せっかくなので、今後の拡張に備えて大容量のディスク(8TB)を用意することにする

交換手順

  1. Disk2をRAID1から切り離し
  2. 一時的にRAID1がシングルドライブ運用になる(RAID的にはDegraded)
  3. Disk2を物理的に交換(4TB→8TB)
  4. RAID1を再構築
  5. 以前と同じ容量のRAID1が復旧する(4TB)

今後の拡張(予定)

  1. 8TBのディスクを用意する
  2. 同じ要領で、Disk1を交換する(4TB→8TB)
  3. RAID1を再構築(4TBのRAID1になる)
  4. RAID1の容量拡張(4TB→8TBになる)

代替ディスク

実際の交換

まずDisk2を切り離す。

  • ここのメニュー階層がすごくわかりにくい
    • 「ディスク」の項目にあると思ったのに・・・
  • ストレージマネージャ→ストレージ領域→ボリューム→管理→ディスクを1台ずつ交換する

QNAP説明4.png

おもむろに抜く。

QNAP作業1.jpg
QNAP作業2.jpg

トレイから旧HDDを外して新HDDに換装

QNAP作業3.jpg

RAID1再構築

  • NASが自動的にHDDの挿抜を検知して、再構築を開始する
  • その間、該当ボリュームは「警告」状態(RAID1がDegraded状態)になるが、NASとしては普通にアクセス可能。
  • 所要時間およそ26時間

QNAP説明5.png

完了

  • 交換完了!ついでにファームも最新にアップ。ここまでNASはずっと稼働したまま。そのうち8TBに拡張もやってみよう。

QNAP説明6.png

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