今日ふとエンドポイントを叩くという表現をしてしまい、その表現に違和感を感じたのでその違和感は何か突き止めてみた。
#そもそも叩くとは
まず自分が使っている叩くという表現はあっているのか疑ってみた。
自分の中では
**〜を叩く = 〜へ指示を出す(〜へリクエストを送る)**という理解。
下記はエンジニア語録?のリンク。ここを参考にしてみる。
https://qiita.com/t_nakayama0714/items/478a8ed3a9ae143ad854
これはKintoneを通してAPIを叩くニュアンスを伝える記事。
https://kintone-blog.cybozu.co.jp/developer/000270.html
どうやら、現在**「叩く」とは「実行する」という意味らしい。**
実行する手順の中に指示を出すことは含まれているので、自分が思っていた「叩く」よりも一般的なエンジニアの「叩く」は横に広い。
指示を出して・リクエストを送って一連の動作が完了する。
ここまで全部のことを言う。
#なぜエンドポイントを叩くという表現はなぜ違和感があるのか。
この「叩く」のニュアンスだと
エンドポイントを叩く = エンドポイントを実行する ということになる。
実行するという表現は「実際の動作を行う」というニュアンスである。(下記は辞典)
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/98344/meaning/m0u/
つまり、実行するという表現は、「一連の動作」に対してかかっている必要がある。予定を実行するとか、計画を実行するとか。
エンドポイントはただのURLである。エンドポイントそれ自体は動作ではない。
エンドポイントを叩く → エンドポイントを実行する
この表現では、エンドポイントそれ単体では動作ではないので表現に誤りがある。
これが違和感の正体である。
エンドポイントから叩く・エンドポイントを通じて叩く
という表現なら正しい。
この表現だと
URLから(始まる一連の動作を)実行する・URLを通じて(一連の動作を)実行する
となり意味が通る。
#結論
エンドポイントはあくまで入り口なので、それ自体が動作する、しないもない。そこにあるだけで役割を果たしている単体だ。
ただ、一連の流れの一部としてエンドポイントをみると、それは動作なのである。
#スイッチの話
今回の違和感の話は結局スイッチを付けるという表現と似ている。
スイッチそれ自体がつくわけではなく、スイッチから始まる一連の動作が電気をつける。スイッチそれ自体では一つの単体なので、スイッチそれ自体はそこにあるだけで役割を果たしている。
けどスイッチから始まる電気を付けるための一連の動作はある。
スイッチを付けるのではなく、スイッチから始まる一連の動作が電気を付けるのである。
スイッチから電気を付ける。
この表現だと違和感はない。