Power Virtual Server (PowerVS)のShared Processor Pool(SPP)機能について下記に書きました。
https://qiita.com/y_tama/items/12d7c975010476d4f17b
その中で、shared processor pool placement group (SPP PG)という概念が、初めてだと少し分かりにくいと感じたので解説します。
https://cloud.ibm.com/docs/power-iaas?topic=power-iaas-manage-SPP#configure-SPP-PG
SPP PGは、複数のSPPを、どの物理マシン上に配置するか? について指定するオプションです。
SPP PGの作成時にポリシーとして、Same serverかDifferent serverかを選択します。SPP PGのポリシーを後から変更することはできません。
その後、SPPを作成する際に、SPP PGをオプションとして指定します。下記の例ではpg01_same、pg02_diffという2つのSPP PGが事前に作られています。SPP PGに所属させるSPPが1つ目の場合、SPP PGのポリシーがsameでもdifferentでも動作に違いはありません(リソースに空きのある物理マシン上に1つ目のSPPが作成されます)。
SPP PGに対し、2つ目以降のSPPを作成する際、SPP PGのポリシーにより、動作が異なります。
ポリシーが"Same server"のSPP PGに作った2つ目のSPPは、1つ目のSPPと同じ物理マシン上に作成されます。
ポリシーが"Different server"のSPP PGに作った2つ目のSPPは、1つ目のSPPとは異なる物理マシン上に作成されます。
以上