先日開催されたきのこカンファレンス2025で、健康管理についてトークをさせていただきました!
トークでは、人間の健康管理をシステムの保守運用に例えて、健康を維持するためのヒントをご紹介しました。
登壇のきっかけと前夜祭〜カンファレンス当日の体験談をまとめました。
お読みいただければ幸いです!
登壇のきっかけ
整体師さんとの雑談です。
私は現在10日に1回のペースで整体へ通っており、施術中によく整体師さんと雑談しています。(整体院によっては雑談NGなところもあるのでご注意を!)
そこで、心身のケアについて様々な気づきがありました。
- 自分の感覚と整体師さんからみた体の状態がずれていることが多かった
- ストレッチなどの個人の努力だけでは解決できない痛みも多い
- 逆に、体のメンテナンスには施術だけでなく生活習慣の改善も必要
- セルフケアにおける男女の意識の差
- 話題に関係なく、雑談するだけで気持ちが軽くなった
トークでは「システムの入出力」を「人間の行動と結果」に例えてお話ししましたが、これらの気づきが大きなきっかけになりました。
セルフケアへの意識について
また、セルフケアは男女で意識の差があるのでは?という話題も出ました。
雑談では、女性は身体構造・社会構造の両面からセルフケアの意識は育ちやすいですよね、とよく話していました。実際、女性はホルモンバランスの影響で心身の変化と強制的に向き合う機会が多いですし、「セルフケア」や「ご自愛」のワードも女性向けの情報で聞かれやすいです。
そして逆に男性はどのように「セルフケア」を意識するのだろうか?と疑問に感じました。(ただ、「セルフケア」の言葉と結びつかなくとも、筋トレなどを通じてケアされている方は多いと思います。)
まだまだ男性社会であるエンジニア業界のイベントで、セルフケア・健康管理をテーマにしたトークは新鮮かもしれないと思い、プロポーザルを出しました。
前夜祭
懇親会をベースに、人材業界関係者によるクロストークやゲーム、LTなどが行われました。
本編トーク紹介1分LTでは、翌日のトークの紹介をさせていただきました。
そして懇親会ではピザを4ピース食べてしまいました・・・
正直に告白するとピザ以外も食べたので、摂取カロリーは未知数でした。
明日健康管理のトークをする人間がこれで良いのか?と一瞬思いましたが、逆手にとって1分LTでネタにしました。(本編でもアドリブネタとして使いました)
当日
登壇だけでなく、最初から最後まで参加しました!
登壇
正直、「自分のような者が本当にこの場で発表して良いのか?」と内心ビクビクしていました。
それをスタッフさんにこぼしてしまったのですが、「トークは僕らが選び抜いたものなので自信を持って大丈夫ですよ!」と言っていただき救われました。(その節はありがとうございました!)
トークはスピーカーノート(台本)を読み上げる形で行いました。ただ、この方法だと聞き手の皆さんの反応が分かりづらいです。それでも合間にアドリブで笑ってくれた方、真剣に頷きながら聞いてくれた方の顔を見ることができ、テンションが上がりました。
トーク後はXで様々な反応や感想をいただくことができました!
皆さんに健康について考えるきっかけを与えることができ、本望です😭
トーク
どのトークも素晴らしかったのですが、特に印象的だったトークをご紹介します。
自分のためから誰かのためへ
紹介されている振る舞いが自分の目指す立ち位置にとても近いな、と感じました。
エンジニア文化の延長というより、エンジニアに限らず「誰か」と働き続けるために必要なことが紹介されていました。職種を問わず心に響く内容だったと思います。
特に「一番のピエロになり、一番マジメにもなる」が印象に残りました。
きのこがこの先生きのこるためにきのこ先生になった話
第一印象は「タイトルにきのこが多い!」でした。(合計3きのこ🍄🍄🍄)
登壇者のキノコさんとは前夜祭から何度かお話しさせていただきましたが、とても明るくエネルギッシュな方でした!
キノコさんと自分は同じ女性エンジニアですが、ライフスタイルは大きく異なります。ですが、生きのこる要因は同じなのだと実感できました。
どうすると生き残れないのか
こちらはアンカンファレンスです。生存者バイアスの話を元に、参加者全員で「自虐自慢話」・「大切にしてきたこと」を洗い出しました。
一般的に「苦労話」と呼ばれるところを「居酒屋で若者に話す自虐自慢話」に例えられ、会場が盛り上がるきっかけを作られていたのはさすがでした。
信じられないような強烈なエピソードも見かけましたが、ここで供養されて皆の知見になれば少しは報われるのかも・・・?
スポンサーブース
カンファレンスのテーマに沿った参加型イベントが多かったです。
スタンプラリーを制覇したので、キーホルダーと缶バッジをいただきました!
懇親会
トークの感想を直接いただくことができ、とても嬉しかったです。
逆に、自分もトークの感想を登壇者の皆さんに直接お伝えできました!
また、同じ登壇者の方から登壇のコツを伝授していただきました。正面を見て話すとライブ感が伝わるし、話し手もお客さんの反応が分かるので楽しいよ!は納得しかありません。今後は台本無しでチャレンジします💪
女性エンジニアの方とも沢山話せました。複数の方が女性こそエンジニアはお勧めですよ!と言っておられたのが印象的でした。
女性の参加について
今回のイベントは登壇者・一般参加者・スタッフ・スポンサーのロールに関係なく、幅広い年代の女性が参加されていました。エンジニア向けのイベントはどうしても男性が多くなりがちですが、とても良いバランスだったと思います。
女性向けのイベントを除き、ここまで大勢の女性エンジニアさんと関わることのできたイベントはありませんでした。
また、前夜祭のクロストークのテーマに「年齢と呪い」があり、ジェンダーギャップについて切り込まれていたのが新鮮でした。
実行委員長のariakiさんも、カンファレンスの進行で多様性を大切にされていたそうです。見事に体現されていたと思います!
おわりに
自分は34歳で異業種からエンジニアに転職しました。
転職活動中も35歳定年説の噂は聞いており、当時から年齢にコンプレックスがありました。さらに女性という属性も、コンプレックス強化の一因だったかもしれません。
幸い転職先の会社で年齢・性別を意識させられることはありませんでしたが、自分より一回りも若く優秀なメンバーと働く中で、「年齢とキャリア」に関する漠然とした不安はずっと持ち続けていました。
カンファレンスで今の不安が全て解消された訳ではありません。ですが、トークや皆さんとの会話を通じて、今後自分がどのような軸を持って働きたいのかヒントが見つかった気がします。
カンファレンスの最初から最後まで、余すことなく楽しむことができました。
スタッフ、スポンサー、登壇者、参加者の皆さん、ありがとうございました!
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