この記事は「DSL Advent Calendar 2019」の 4 日目の記事です。
Organization を検索した限り,当時初めて1の大学の 1 研究室で Qiita Organization を作成した話です。
TL;DR
Qiita:Support: Organizationの作成方法 を参考に進めるだけです!
大学の研究室でも無事作成できました。
きっかけ
元々,研究室では技術的な内容を共有するために Knowledge を導入していました。
しかし,この研究室の特徴として「学生によって研究のドメインが違う」ということがありました。
そのため,「パソコンのセットアップやインストール記事以外はほとんどアクセスがなく,それらの記事も一年に一回や二回しか使わない」,「情報が更新されない」,「大学卒業後は閲覧できない」,「大体,何かしようと思ったら Knowledge 調べても見つからない」という状態でした。
Knowledge にある内容でもみんなまず初めにするのはウェブ検索という状態です。
改めて確認したときには年間投稿数が5未満…。
そりゃ,どんどん離れていきます。
課題解決のためには,「ウェブ検索でヒットする」「書く意欲を削がない」「書くきっかけを作る」「定期的に支払いが発生しない」ものである必要があります。
しかも,可能なら研究室の記事が一覧で見られると幸せです。
そこで,Qiita Organization を作成することになりました。
なぜ Qiita Organization だったのか
Qiita Organization であれば,運用の上ではアカウントの紐付けと解除以外,メンテナンスフリーであり,ウェブに公開が原則のためウェブ検索でヒットします。
ウェブ公開されているため,大学卒業後も参照でき,研究室外の方からの反応がもらえます。
また,Qiita には編集のリクエストやコメント機能,トラックバック的な機能などがあり,情報がアップデートされやすく,新しい情報に触れやすくなります。
実際の登録フロー
- 事前調査
- 指導教員に確認をとる
- Qiita に問合せ,登録を行う
- 研究室のメンバーを紐付ける
事前調査
Organization の登録団体の確認や,登録方法を確認しました。
登録されている団体は以下の通りでした。
- 企業
- 企業の部署(研究所)など
- 大学
大学の研究室での登録は確認できないという結果に…。
しかし, Qiita:Support: Organizationの作成方法 を確認したところ,そこまで厳しい条件ではなかったし,組織の単位に関する条件はなかったので,とりあえず進めることに。
指導教員に確認をとる
現状のシステムの新規アカウント発行を終了し,新しく Qiita 上で研究室名を公開して活動することになるので,まずは教員に確認を取りました。
これは難なくクリア。
Qiita に問合せ,登録を行う
教員からの OK が出ましたので,Qiita:Support: Organizationの作成方法 に従い進めていきます。
送信から 1 時間程度で登録の際の条件と必要なもの(サポートページの内容と同様),ロゴ・ヘッダー画像の送信方法とOrganization 入稿用の Google Form のリンクが送られてきます。
今回は 2 日ほどで無事登録されました!
Organization のメンバー追加の方法などもメール連絡くるので,それに従い進めるとできます。
その後,スラグの変更をお願いしましたが,こちらも 1 時間程度で変更していただきました🙇 (スラグは Qiita の方で決められ,設定から変更できないです)
思わぬ効果
突然投稿が爆発的に増えるわけではないですが,今回アドベントカレンダーに参加することになりました。
これにより投稿する文化が根付くといいですが,もう卒業間近な件。
今後の課題
メンバーが卒業した際,紐付けを解除すると Organization ページから消えてしまいます。
しかし卒業後も残しておくと,Organization ページに卒業後の投稿も反映されます。
現状としては,卒業後も残しておき,Organization ページに多少ノイズが入っても研究室としての知見は取っておこうと思っています。
(残しておくことで縦のつながりが生まれると嬉しいですが,諸般の都合で難しいでしょう…
あと,例えばですがパソコンのセットアップ記事であれば,「ラボ内 Wiki のパスワードページのリンクとかを貼りたいけど,メンバー以外には関係ないため一般の方からはリンクを見えなくしたい…!」みたいなことはできないため,閲覧者側が気づいて Wiki に当たる必要があります。
現状としてはラボ内 Wiki からの片方向リンクで諦めているので解決できると嬉しいです。
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当研究室調べ。 ↩