ある講義で EV3 を用いましたが様々な要因により,なかなか厄介だったので,私が初めに出会いたかったドキュメントを残しておきます.
EV3 の OS
プロジェクトのホームページは ev3dev です.
やる気がある方や初めからやる方はここから OS のイメージをダウンロードして SD カードに書き込みます.
EV3 の性能的にもしばらく放置したときは, sudo apt update && sudo apt upgrade
するよりも大人しく OS 落としてくると色々といいです.
ちなみに弊学の講義で用いたものは Python3 でライブラリを扱えないため,Python3 で開発したい場合はこの作業がほぼ必須でした.
Python3 でプログラミング
GitHub: ev3dev/ev3dev-lang-python のライブラリが入っているので用います.
ev3dev.ev3
でも動きますが, ev3dev2
を用いる方が良さそうです.
ドキュメントなどもありますが,最後にはソースコードを見ることになることもあると思うので紹介.
ちなみに,Python language bindings for ev3dev が ev3dev2 のリファレンスサイトです.
python-ev3dev Documentation という PDF のドキュメントもあるので合わせて参照すると良さそうです.
備忘録
モータがうまく制御できない(暴走する)
弊学の講義に用いたレゴロボットは,モータの回転検知センサが壊れていて,現在の回転数のフィードバックが得られず全速前進する例が確認できました.
ガチャ運がなかったと思って他の人のを借りるか交換しましょう.
ev3dev2 で SoundSensor
が使えない
使えませんでした (ev3dev 2.0.0 beta 3).
使えないときは,ev3dev
(無印) から扱うと良さそうです (ただし弊学の演習のライブラリのバージョンではバグがあり,更新するかライブラリの書き換えが必要1).
モータのページの P, I, D とは?
モータのPID制御法 に書いてあることだと思います.
詳細はあまり調査していませんので悪しからず.
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ハイフンとアンダースコアをあれやこれやすると動くようです. ↩