2018/06/13現在、EC-CUBEの最新バージョンは3.0.16ですが
次期バージョン3.nのα版(α5)が公開されています。
https://www.ec-cube.net/news/detail.php?news_id=297
次期のEC-CUBEがどんなものかと構築してみましたので手順をまとめておきます。
※筆者の構築時点での内容となるため、最新の状況は変わっている可能性があります。
環境について
初めはXAMPPに突っ込んで適当に動くだろう、と
気軽に構築を始めると、動きませんでした。
どうやら開発中の為、一部コマンドやパス等がWindows環境に対応していないようです。
ならVagrantでやればいいじゃん、と構築を始めました。
Vagrantの設定
先駆者がたくさんいらっしゃいますのでVagrantのインストール等については省略します。
https://qiita.com/ozawan/items/160728f7c6b10c73b97e
あたりを参考にインストールを行いました。
使用するOSはcenteOS7です。
ブラウザで確認するため、Vagrantfileの
config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"
のコメントアウトを外しておきます。
その後vagrant up
でOSを立ち上げ順に下記の設定を行います。
- locale, timezoneの設定
- apacheのインストール
- mod_rewriteの有効化
- mysql(5.6を使用)のインストール
- php(7.1を使用)のインストール
- ファイヤーウォールの停止
- gitのインストール
- composerのインストール
- apache, mysqlのサービス登録
ここまで終わった段階でブラウザから
http://192.168.33.10
にアクセスし、apacheのスタートページが見えれば下準備が完了です。
EC-CUBEのインストール
インストール直後のapacheのDocument_Rootは/var/www/html
となるため、ここに直接構築してしまいます。
EC-CUBEのTOPをドメインルートにしたい場合はバーチャルホストを設定してください。
下記の順でコマンドを実行します。
cd /var/www/html
git clone -b experimental/sf https://github.com/EC-CUBE/ec-cube.git
cd ec-cube
composer install
bin/console eccube:install
Database Urlを聞かれるため、下記の形式で入力してください。
mysql://<user>:<password>@<host>/<database name>
その他の設定はひとまずエンター連打で進んで大丈夫です。
エラーなく終われば
http://192.168.33.10/ec-cube
へアクセスすればEC-CUBEのTOPが見えるはずです。