仕事用のWindows8.1 のCドライブの空き容量が少なくなってきたので対策を講じてみました。
lenovo の PC なのですが、あろうことにもCドライブが100GB 。
そいつにうっかり「Visual Studio」をインストールしてしまいました。
まだプロジェクト途中なので、できれば再インストールは避けたい。
パーティションで調整しようにもCドライブのパーティションの両サイドに「回復パーティション」なるものが陣取っておりそいつが弄れない。
空き容量 2GB ……。
Dドライブは 300GB 以上空いている。む〜〜〜ん。
まずはお約束の
hiberfil.sys の無効化と pagefile.sys の移動
Windows8.1 ではhiberfil.sys の無効化は非推奨なのですが、あとでまた有効にするとして一旦無効化。
面倒くさいのでコマンドプロンプトで、
powercfg.exe /hibernate off
また有効にする時は、
powercfg.exe /hibernate on
でおk。
次に pagefile.sys。
本当は削除してしまいたいのだが、メモリが貧弱なのでDドライブにお引っ越し。
しかし、Windows 8以降のインタフェースにはまだ慣れていない。
場所がわからないので、「システム」で検索して開く。
それから「システムの詳細設定」で「詳細設定」のタブを選択し、
それから「システムの詳細設定」で「詳細設定」のタブを選択し、
また「詳細設定」のタブを選択し、仮想メモリを「変更」。(深いよ…)
「すべてのドライブのページング ファイル云々」のチェックボックスを外し、Dドライブに「システム管理サイズ」で「設定」し、Cドライブは「ページング ファイルなし」に「設定」する。
あとは「OK」を連打しながら小窓を閉じていく。
これで10GB ほどに空き容量が増えた。
でもまだまだやばい。
次いでいきなり荒技。
ユーザディレクトリの移動
ここからは決して推奨いたしません。
お試しになる方は自己責任でお願いします。
シンボリックリンクを使います。
下準備として「ディスククリーンアップ」しておきます。
ちなみに「ディスククリーンアップ」の所在地は、
「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「管理ツール」→「ディスク領域の解放(もしくはディスククリーンアップ)」です。
探すのに疲れました。
次にバックアップ用のユーザアカウントを作成して管理者権限を与えておきましょう。
「PC設定」→「アカウント」→「その他のアカウント」で、
「アカウントを追加する」を選びます。
「このユーザのサインイン方法」では、一番下の、
「Microsoft アカウントを使わずにサインインする(お勧めしません)」を迷わずクリック。
それでもしつこくMicrosoft アカウントを勧めてきますので、負けずに「ローカルアカウント」を選択します。
これでようやくアカウントの入力画面が出てアカウントが追加できます。
追加したアカウントは「編集」で「アカウントの種類」を「管理者」にします。
いよいよ、システムファイルの操作に入ります。
追加したアカウントでセーフモードで再起動します。
セーフモードで再起動するには、「Shift キーを押しながら『再起動』」です。
わかんねーよ。そんなの。
一旦普通に電源が切れるように見えますが、その後「オプションの選択」画面が現れます。
「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」で「再起動」をクリックします。
「6」キーを押して「セーフモードとコマンドプロンプト…」で起動します。
再起動したら、新規に追加した管理者アカウントでサインインします。
私が大好きっぽい画面で起動します。
おもむろに
move "c:\Users\ユーザ名" "d:\お好みのディレクトリ\ユーザ名"
mklink /D "c:\Users\ユーザ名" "d:\お好みのディレクトリ\ユーザ名"
でファイルの移動とシンボリックリンクの作成をします。
シンボリックリンクの引数の順序がLinux などとは逆なので注意です。
shutdown -r -t 10
でドキドキしながら再起動して、元のアカウントでサインインします。
無事ログインできたらおめでとう。
これでCドライブにかなり余裕が出来ました。
本当にこれで問題ないのかはわかりません。
実はまだ検証中です。
(さて…、AppData フォルダがでかいな……。)
2016-01-18 追加
ユーザディレクトリを移動したWindows8.1のPCをWindows10 にアップグレードしました。
とりあえず問題なく動いているようです。(きっと保証外だと思います)