前回からの引き続きです。
21. None値の出力
ceo = None
print(f"Current CEO: {ceo}")
Current CEO: None
変数 ceo に代入されている None が { }内のseoの位置で表示されます。
22. 複数行の文字列(トリプルクォート)
print("""
Investment Strategies:
1. Value Investing
2. Growth Investing
3. Index Investing
""")
Investment Strategies:
1. Value Investing
2. Growth Investing
3. Index Investing
複数行のテキストを自由に入力することができます。
また、コメントを複数記入するときにも利用できます。
# 複数行コメントする場合
def Value_invgesting():
"""
割安株を投資する処理です。
バフェット氏が行っています。
"""
return
24. 文字列をカンマ等で区切る
currency_pair1 = "USDJPY"
currency_pair2 = "ERUJPY"
currency_pair3 = "AUDJPY"
#sep指定なし
print(currency_pair1,currency_pair2,currency_pair3)
#カンマ区切り sep =","
print(currency_pair1,currency_pair2,currency_pair3,sep =", ")
#プラス記号区切り sep ="+"
print(currency_pair1,currency_pair2,currency_pair3,sep =" + ")
#マイナス記号区切り sep ="+"
print(currency_pair1,currency_pair2,currency_pair3,sep =" - ")
USDJPY ERUJPY AUDJPY
USDJPY, ERUJPY, AUDJPY
USDJPY + ERUJPY + AUDJPY
USDJPY - ERUJPY - AUDJPY
sep= の後に指定する" "内の記号の前後に半角スペースを入れることによって
実行結果が見やすくなる場合があります。
25. エスケープシーケンスを使って区切る
currency_pair1 = "USDJPY"
currency_pair2 = "ERUJPY"
currency_pair3 = "AUDJPY"
#sep指定なし
print(currency_pair1,currency_pair2,currency_pair3)
#円マーク区切り sep ="\\"
print(currency_pair1,currency_pair2,currency_pair3,sep =" \\ ")
#ダブルクォーテーション区切り sep ="\""
print(currency_pair1,currency_pair2,currency_pair3,sep =" \" ")
#シングルクォーテーション記号区切り sep ="+"
print(currency_pair1,currency_pair2,currency_pair3,sep =" + ")
#改行区切り sep ="\n"
print(currency_pair1,currency_pair2,currency_pair3,sep =" \n ")
#タブ区切り sep ="\t"
print(currency_pair1,currency_pair2,currency_pair3,sep ="\t")
USDJPY ERUJPY AUDJPY
USDJPY \ ERUJPY \ AUDJPY
USDJPY " ERUJPY " AUDJPY
USDJPY + ERUJPY + AUDJPY
USDJPY
ERUJPY
AUDJPY
USDJPY ERUJPY AUDJPY
エスケープシーケンス(escape sequence)とは、
プログラミング等で特殊な動作をする特別な記号のこと。(¥)円マークと記号や、一部のアルファベットで表します。
開発環境によって、バックスラッシュの表記に変わります。
エスケープシーケンスの説明は、わかりやすく説明するために、正確性を外しています。
26. print文の文字の取得範囲を指定する
text = "I'm a Accountant."
print(text[0:3])
I'm
変数 text に代入されている、"I'm a Accountant."の中から、
左から、0番目の位置から、3番目の手前まで取得します。
27. 文字列を+の記号を使って結合する。
biz_owner = 'Business Owner'
inv = 'Investor'
selemp = 'Self Employee'
salm = 'salaried man'
print(biz_owner +" " + inv)
print(selemp + " " + salm)
Business Owner Investor
Self Employee salaried man
28. 文字列と、変数内の整数を使う
biz_owner = 'Business Owner'
num = 2
print(biz_owner * num)
Business OwnerBusiness Owner
変数 biz_owner に設定されている"Business Owner"をnum に設定されている、
整数の2 をかけて、"Business Owner"が2回表示されます。
以前紹介した方法はprint文の()内にnum の代わりに整数の数字が入力されていました。
今回は変数に代入して利用しました。
変数は入れ替えができるので、いろいろな数字を入れて試してみてください。
小数を含む数字を入力するとエラーになります。
29. format()メソッドを使用
print("The {0} index closed at {1} points".format("NASDAQ", 14566.70))
The NASDAQ index closed at 14566.7 points
.fromanの()内の位置が左から、0番目、1番目と対応しています。
なので、{0}には"NASDAQ"、{1} には14566.7が表示されます。
「The {0} index closed at {1} points」を
「The {} index closed at {} points」に数字の部分を消しても、
.formatの()内の左から順に挿入されてきます。
もちろん、1 と 0 の部分を入れ替えたり、{}内の数字を消した状態で、
.formatの()内を入れ替えると、{}の表示位置が変わります。
30. アスタリスクを使用してリストを展開
tech_giants = ["FAANG", "MAMAA", "GAMMA"]
print(*tech_giants)
FAANG MAMAA GAMMA
["FAANG", "MAMAA", "GAMMA"]内が
それぞれ独立した要素、"FAANG"と
"MAMAA"と"GAMMA"になります。
参考:
・Pythonのprint()で区切り文字を設定する
・エスケープシーケンスを使用する
・よく使うエスケープシーケンス一覧