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Pythonで始める!金融計算をシンプルに:計算記号を使いこなす

Last updated at Posted at 2024-10-04

Pythonは、金融業界でも利用されています。書籍も何冊か見つけられると思います。
本記事では、Pythonの基礎的な計算記号を使って、金融計算をどのように行うか、具体的な例を交えて解説していきます。

この記事で得られること

  • +, -, *, /などの計算に利用する演算子の使い方がわかる。
  • お金のシュミレーションに関心の持てるかも
  • コードがシンプルにしてあるので、取り入れやすい。

なぜ、この内容の記事なのか

シンプルに書いてあるので、すぐに行動に移しやすいのではと意図しています。
少しでも、お金を増やすことに関心持ってもらえるかも思っています。

print関数と計算記号の基本

Pythonで計算結果を表示する際に最もよく利用されるのがprint()関数です。この関数に計算式を渡すことで、その結果をコンソールに出力することができます。

Pythonで利用できる主な計算記号は以下の通りです。

  • +: 足し算
  • -: 引き算
  • *: 掛け算
  • ***: べき乗
  • /: 真の除算(小数点以下を含む)
  • //: 整数除算(小数点以下を切り捨てる)
  • %: 余り

金融計算の例

1. 株価の計算

株価の計算
current_price = 1000  # 現物株価
dividend = 10  # 1株当たりの配当金
growth_rate = 0.05  # 成長率
1年後の株価
next_year_price = current_price * (1 + growth_rate) + dividend
print("1年後の株価:", next_year_price)
実行結果
1年後の株価: 1060.0

2. 債券の利息計算

債券の利息計算
##初期値
principal = 10000  # 元本
interest_rate = 0.03  # 利率
years = 5  # 年数
単利
simple_interest = principal * interest_rate * years
print("単利:", simple_interest)
実行結果
単利: 1500.0
複利
compound_interest = principal * (1 + interest_rate) ** years - principal
print("複利:", compound_interest)
実行結果
複利: 1592.7407430000003

債権のシュミレーションはこちらでできます。
MUFG 既発外国債券シミュレーション
※既発外国債券とは、すでに発行されている外国の債権ですが。
例えば、アメリカ国債など

他の既発外国債券は、以下のようなサイトで確認できます。

3. ポートフォリオのリターン計算

ポートフォリオのリターン計算
#初期値
stock_return = 0.1  # 株式のリターン
bond_return = 0.05  # 債券のリターン
weight_stock = 0.7  # 株式のウェイト
weight_bond = 0.3  # 債券のウェイト
# ポートフォリオのリターン
portfolio_return = weight_stock * stock_return + weight_bond * bond_return
print("ポートフォリオのリターン:", portfolio_return)
実行結果
ポートフォリオのリターン: 0.08499999999999999

変数の定義について:

stock_return: 株式の期待リターン
bond_return: 債券の期待リターン
weight_stock: ポートフォリオ全体における株式の割合
weight_bond: ポートフォリオ全体における債券の割合
ポートフォリオのリターン計算:

portfolio_return: 各資産のリターンに、その資産のウェイトを掛けて合計することで、
ポートフォリオ全体の期待リターンを計算しています。これは、ポートフォリオ全体の期待収益率を表します。

整数と小数の利用
上の例では、株価や配当金は整数、成長率や利率は小数で表現されています。

整数と小数の計算
number_of_shares = 100
price_per_share = 123.5
total_cost = number_of_shares * price_per_share
print("総額:", total_cost)

実行結果
総額: 12350.0

まとめ

Pythonのシンプルな計算記号を用いることで、金融計算を効率的に行うことができます。
本記事では、株価、債券、ポートフォリオの計算を例に挙げました。

さらに学びたい方へ

金融データの取得: 金融データは、Yahoo FinanceやGoogle FinanceなどのAPIを利用して取得することができます。

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