はじめに
前回ではVagrant上で、LAMP環境の構築を行った。ここでは、laravelのインストールと実開発するためのセットアップの手順を扱う。ここまでできたら、laravelの環境構築は完了。
また、ややこしいのでゲストマシン、ホストマシンを以下のように定義する。
- ホストマシン:windows, mac
- ゲストマシン:Vagrant上のUbuntsu
仮想環境の仕様上、ゲストマシンにそのままLaravelをインストールしても、ホストマシンからゲストのLaravelにアクセスできない。仮想とはいえローカル環境なので、Sublime TextやVS Codeなどで開発したい。これに対しては、Vagrantのゲストマシンとホストマシンがデータを共有できる仕組みで解決する。
1. Vagrantfileを編集する
以下を追記する。Vagrantに対して、ホストディレクトリのパーミッションを777にして同期する設定
config.vm.synced_folder ".", "/vagrant", mount_options: ['dmode=777','fmode=755']
既にvagrant up
をしている場合は、vagrant reload
を行い設定ファイルを反映させる。
1. Laravelをインストール
仮想環境にログイン
vagrant ssh
gitをインストール
sudo apt-get install git
Composerをインストール
Composerは、PHPの依存管理ツール。jsでいうnpm日書い位置づけ。モダンなPHPフレームワークは、ほとんどComposerで管理するのがデファクトスタンダードとなっている。
curl -sS https://getcomposer.org/installer | php
Composerコマンドをマシンのどこからでもつかえるようにバイナリを移動する
sudo mv composer.phar /usr/local/bin/composer
Laravelをインストールするディレクトリへ移動
cdコマンドでlaravelをインストールするディレクトリまで移動する。ここはかならず、/vagrant
にする。
cd /vagrant
クローンする
idとパスワードを聞かれたらbitbucketのアカウント情報を入力する。
git clone https://bitbucket.org/XXXX/XXXXXXXXXXX
Laravelをセットアップする
1. cd laravel
2. composer update
3. sudo mv .env.example .env
4. php artisan key:generate
5. chmod -R 777 storage
6. chmod -R 777 bootstrap/cache
3~6の処理は公式のonfigurationから引用。
シンボリックリンクをはり、ゲストマシンがLaravelのindex.phpを参照するように変更する
sudo ln -s /vagrant/pug/public/index.php /var/www/html
/vagrant/laravelプロジェクト/public/.htaccessを書き換え
Options +FollowSymLinks
RewriteEngine On
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteRule ^ index.php [L]
ここまでやると、http://192.168.33.10/ でLaravelのWelcame ページが表示されるはず。