背景
Linux標準教科書1の学習を始めるにあたり、VirtualBoxで立てた仮想マシン上にCentOSをインストールすることにしましたが、仮想マシンを起動する際にエラーが発生したので対処方法を備忘録として残しておきます。
前提
- Macbook pro:macOS Big Sur バージョン11.2.1
- VirtualBox:バージョン6.1.18
事象
ひと通り仮想マシン設定を終え、いざ起動しようとすると以下のようなエラーが。
「仮想マシン"[仮想マシン名]"のセッションを開けませんでした。」
「Kernel driver not installed (rc=-1908) ...以下略」
原因と対応方法
どうやらうちの賢いMacbookちゃんが得体の知れないアプリケーションの実行をブロックしてくれていたみたいでした。
「これは大丈夫なアプリケーションだから実行していいんだよ」というのを教えてあげるために、[システム環境設定]-[セキュリティとプライバシー]からアプリケーションの実行を許可しておく必要があります。
上記の対応を行なった結果、エラーが発生していた仮想マシンを問題なく起動させることができました。
補足
1.
[セキュリティとプライバシー]の画面に「許可」ボタンが表示されるのは、VirtualBoxのインストール後30分間のみのようです。
その場合は、一度VirtualBoxをアンインストールし、再度インストールすると「許可」ボタンが出てくると思います。
2.
今回発生したものと同一のエラーが、別の原因によって発生することもあるようです。
上記の対応方法で解決しない場合は別の原因が考えられます。
別の対応方法について解説しているページもありましたので、参考にしてください。
・VirtualBoxで「kernel driver not installed」エラーが出てOSが起動できない際の対処方法
・VirtualBoxでKernel driver not installed (rc=-1908)とエラーが出たとき
・Virtualbox起動時にKernel driver not installed (rc=-1908)になったら