はじめに
IBM RPAにはリポジトリーという機能が存在し、他のユーザーが公開したスクリプトをダウンロードし動かすことができます。その一部を活用し、新しくスクリプトを作成したいという時もあるのではないでしょうか。そこで今回は、スクリプトをコピーする方法をご紹介したいと思います。
よくあるスクリプトのコピーの間違い
普段スクリプトを作成する時はDesignerビューで作業されていると思います。ここで、コピーしたいコマンドを選択しコピーし、作成しているスクリプトにペーストします。この方法でも出来たように見えるのですが、類似性によるイメージの検索コマンド(findImage)で領域セレクターを活用した場合や、以下のように任意のコマンド内で新規変数を追加した場合などは、その内容をコピーすることができません。
そのため、以下のようなエラーが出てしまいそのボットを動かすことができません。
正しいスクリプトのコピーの仕方について
スクリプトビューに切り替えると、新規変数として追加した内容も確認することができます。その場合の注意点としては、使用したいコマンドの行(以下の写真だと3,4行目)のみコピーするのではなく、冒頭にある変数の定義の行(以下の写真だと1,2行目)もコピーする必要があります。
ペーストする先は、Designerビューでもスクリプトビューでもどちらでも問題ありません。
おわりに
他のスクリプトをコピーすることで効率的な開発をすることができるようになるのではないでしょうか。
ご覧いただきありがとうございました。