一般社団法人日本ネットワーク技術者協会が2023年の3月から開始したIVv6基礎検定の受験奨励キャンペーンを偶然知ったので、受験してみた所、無事合格しました。受験に先立ち情報収集をしましたが、Qiitaへの投稿を含めてまだ情報が少ない様なので、記事を執筆して投稿することにしました。
IPv6基礎検定とは?
以下公式サイトからの抜粋引用です。
試験名称:IPv6基礎検定(英名:IPv6 Engineer Qualifying Basic Examination)
対象:初級ネットワークエンジニアとネットワークの運用管理を行う方
※初級ネットワークエンジニアとは:インフラエンジニアとしてネットワークの基礎知識がある方
概要:IPv6の基礎的な知識を問う試験
主教材での想定学習時間:約40時間を想定
設問数:40問
受験時間:60分
合格基準:70%正解
受験期間:通年
受験料金: 7,000円(税抜き)
試験会場:全国350か所のCBT-Solutionsテストセンター
主教材:プロフェッショナルIPv6第二版(出版社:ラムダノート)
価格:税込5,500円
参考教材:小川晃通氏によるIPv6解説動画
出題範囲:主教材から下表の範囲と内容を出題
例題の解説
https://www.youtube.com/watch?v=g59ghsAY7GA&t=5s
筆者はIPv6の知識が必要というよりは、ここ数年苦戦続きのネットワークスペシャリスト(NW試験)の勉強を再開するに当たってのリハビリを兼ねて受験を決心しました。しかし、後述の様にあまりリハビリにはなりませんでした。。。
勉強方法
主教材であるプロフェッショナルIPv6第二版を頭から愚直に読むという戦略を最初採用しました。しかし、この書籍はまるでIPv6の仕様書で「RFCxxxに○○が定義されていたが、RFC△△△で新たに□□が追加された。」といった内容が延々と続きます。途中から読むのに疲れてしまい、例題の解説動画を視聴し、NW試験の勉強であまり深く勉強していなかったIPv6の基本的な仕様の部分のみしっかり頭に叩き込み、それ以外はNW試験勉強で習得した知識だけで臨むことにしました。
受験してみての感想
試験問題の内容は口外してはいけない規約となっている上に、受験したテストセンターの試験室が蒸し風呂状態で意識が朦朧としていたこともあり、問題の詳細は書けませんが、コンピュータネットワークの基礎基本が分かっている方であれば、IPv6の基本的な仕様や近傍探索について勉強して臨めば十分合格点が取れるレベルの試験問題でした。よって、NW試験のリハビリには全くなりませんでした。。。
まとめ
これでまた資格が1つ増えました。同じ主教材を出題範囲としたこの試験の上級試験もそのうちリリースされるらしいですが、正直教材書籍の内容が面白く無いので様子を見ようと思います。Pythonによる自動化試験の方は内容が面白そうなので近々受験を考えています。
Reference