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セゾン情報システムズAdvent Calendar 2023

Day 15

HULFT Square のSalesforce コネクター(REST API)接続方法

Last updated at Posted at 2023-12-14

HULFT Square のSalesforce コネクターの接続方法をご紹介します。
REST API 対応のSalesforce コネクターではOAuth 2.0認証の設定も必要のため、併せて設定手順を記していきます!

Salesforce コネクター

HULFT Square には、Salesforce に接続するためのコネクターが2種類あります。

image.png

Salesforce
REST API を利用してSalesforce のデータ操作を行います。
Salesforce(旧)
SOAP API を利用してSalesforce のデータ操作を行います。
本コネクターはログイン情報で接続可能です。

Salesforce コネクター(REST API)の利用

Salesforce コネクターは「OAuth 2.0認証設定」と「Salesforce コネクション設定」が必要です。

image.png

OAuth 2.0認証設定はSalesforce 側での設定も必要ですので、その手順をご紹介します。

設定手順

以下の設定を行います。

  1. Salesforce でOAuth 2.0認証の設定をする
  2. HULFT Square でOAuth 2.0認証の設定をする
  3. HULFT Square でSalesforce 接続設定をする

Salesforce での設定

Salesforce 画面の「設定」からアプリケーションのアプリケーションマネージャーを開きます。

image.png

新規接続アプリケーションを押下し、アプリケーションを作成します。

image.png

画面に従って、アプリケーションの設定をします。

image.png

基本情報の設定後、API の設定を以下の通り行います。

項目 設定
OAuth 設定の有効化 チェック
コールバックURL https://app.square.hulft.com/connections/oauth2/callback
※HULFT Square OAuth 認証設定画面で確認可能
選択したOAuth 範囲 「いつでも要求を実行」、「フルアクセス」
Webサーバーフローの秘密が必要 チェック
更新トークンフローの秘密が必要 チェック

image.png

設定が完了したら、保存ボタンを押下します。
画面を進み、コンシューマー鍵とコンシューマーの秘密をコピーします。

image.png

以上でSalesforce での設定は完了です。

HULFT Square でOAuth 2.0認証の設定

続いてHULFT Square にて、OAuth 2.0認証の設定を行います。
OAuth 2.0認証の設定はHULFT Square のコネクションにて設定します。

コネクションを新規追加し、OAuth から「OAuth 2.0認証」を選択します。

image.png

コネクション名を指定後、コネクションの設定を以下の内容で行います。

項目 設定
クライアントID Salesforce で取得したコンシューマー鍵
クライアントシークレット Salesforce で取得した秘密鍵
Redirect URI Salesforce で設定したリダイレクトURL を確認できます
認可エンドポイント https://(SalesforceのURL) salesforce.com/services/oauth2/authorize
トークンエンドポイント https:// (SalesforceのURL) salesforce.com/services/oauth2/token

エンドポイントのSalesforce のURL
ログインURL もしくはSalesforce 画面右上「プロファイルを参照」からURL を確認できます。

設定が終わったらリフレッシュトークンを発行します。

image.png

アクセス許可の画面に移行されるので、内容を確認し「許可」します。

image.png

リフレッシュトークンが取得されたら、コネクション設定を完了します。
以上でHULFT Square でのOAuth 2.0認証の設定は完了です。

HULFT Square でSalesforce 接続の設定

続いてHULFT Square にて、Salesforce への接続設定を行います。

コネクションを新規追加し、Salesforce を選び「Salesforce 接続」を選択します。

image.png

コネクション名を指定後、コネクションの設定を以下の内容で行います。

項目 設定
API エンドポイント Salesforce のURL
API バージョン 利用するAPI バージョン

エンドポイントのSalesforce のURL
ログインURL もしくはSalesforce 画面右上「プロファイルを参照」からURL を確認できます。

image.png

入力が終わったら、Salesforce のコネクション設定は完了です。

HULFT Square のスクリプトで接続設定を利用

作成したOAuth 認証設定とSalesforce 接続設定を利用し、Salesforce のデータを取得できることを確認します。

HULFT Square デザイナ画面のツールパレットから「クラウド>Salesforce」を開きます。

image.png

レコード読み取りアイコンをキャンバス画面にドラッグアンドドロップします。

image.png

Salesforce レコード読み取り処理の設定画面が開かれますので、先ほど作成した接続情報等を設定します。
認証設定に「OAuth 2.0認証」を、接続設定に「Salesforce 接続設定」をそれぞれ選択します。

オブジェクト名一覧を取得するため、「オブジェクト名一覧更新」を押下します。

image.png

オブジェクト名一覧の更新後、設定項目オブジェクト名の▼からデータを取得するオブジェクトを選択します。

image.png

オブジェクトの選択後、フィールド一覧を取得します。
フィールド一覧の画面右下「フィールド一覧更新」を押下し、フィールド情報を取得します。

image.png

フィールド一覧の更新後、取得するフィールドにチェックを入れ、完了ボタンで設定を完了します。

image.png

取得したSalesforce 上のデータを確認するために、CSV ファイルに出力する処理を作成します。

image.png

プロセスフローを引き、処理を実行します。

image.png

指定したHULFT Square ストレージにCSV ファイルが生成されています。

image.png

取引先ID と取引先名が出力されていることが確認できました。

image.png

まとめ

このようにOAuth 2.0認証を組み合わせることで、Salesforce のREST API を利用しデータを扱うことができます。
設定のポイントとしてはリダイレクトURL とSalesforce のURL の確認だと思いますので、チェックしながら設定してみてください!

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