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Replit AgentとBolt.newを使いpythonコードを生成させて比べてみる

Last updated at Posted at 2024-12-13

はじめに

株式会社TechoesインフラチームのTです!
今回は、最近話題のブラウザ上IDEのAI支援を実際使用してみて比べてみたいと思います。

実行環境

  • Windows : 11 Home 24H2

Replit Agentについて

概要

Replitについて

Replitはブラウザ上で動作するIDEです。特徴としては以下の5つがあげられます。

  • 多言語対応
  • どこからでもアクセス可能 (スマホ、タブレットからのアクセス可能)
  • 実行環境の構築が不要
  • 複数のデバイスで同期可能
  • リアルタイム共同編集

開発環境立ち上げ、アクセスの手軽さや複数人での開発のしやすさが使用するメリットになります。

Replit AIについて

Replit上でコーディングをする際に使用できるアシスタントAI機能です。
コード解説、修正、補完、生成が主な機能となります。
Starterプランでは Gemini1.5Flashが利用可能
Coreプラン以上では GPT-4o Claude 3.5 Sonnet V2が利用可能

2024/12/10時点

Replit Agentについて

Replit AIをさらに強化した機能で自然言語で指示を出すだけでフロントエンドだけでなくバックエンドのコード生成可能な支援機能です。
環境やコードを意識することなくチャットのみで実現したい機能を実装してくれるのでエンジニア以外でも扱える。

Core以上のプランで利用可能

料金

プラン 月額 年額
Starter Free Free
Core $25 $180
Teams $40 Coming soon

プランが上位になるにつれて展開できるプロジェクト数や高いマシンスペックの選択、DBの使用が可能になります。
https://replit.com/pricing

Bolt.newについて

概要

AIによる環境制御により自然言語で指示をするだけでアプリケーションの作成からデプロイまでチャットのみで操作可能

  • ブラウザ内でフルスタック開発が可能なAIツール
  • 様々なフレームワークのサポート
  • ワンクリックでデプロイが可能

料金

プラン 価格 概要 サポート
Personal Free 基本的なアプリ開発が可能だが回数制限が厳しい なし
Pro 50~200 $20~200 月間1000万トークン以上使用可能 なし
Teams 60~210 $30~210 チーム開発向け サポート付き 商用利用可 eメール
Enterprise 要問合せ 大規模なプロジェクト向け 専用サポート

ProとTeamsプランには幅があり、数字が大きくなるほど月間で使用できるトークン数が上昇する。

事前準備

Replitのセットアップ

  1. Replitにアクセスし、右上のLog inを選択
    image.png
  2. 左下のSign upを選択し、画面の情報を入力してサインアップ
    image.png

Bolt.newのセットアップ

  1. Bolt.newにアクセスし、右上のボタンからサインアップ
    image.png
  2. GithubアカウントかEmailで登録
    image.png

実践

  • 同じ指示をして環境を構築する
    今回は電卓アプリをPythonを使用して作成してください。という命令をしてみます。

Replit

image.png
Replitはユーザが指示した機能を拡張するようなものを提案してくれました。
せっかくなので今回は提案されているものをすべて実装してもらいましょう。
image.png
実装されたものを確認したところ問題なく動作しているようです。
image.png

ここまで実装してみて使用した料金を確認したところ$1.25と表示されていました。

Bolt.new

image.png
指示が適切でなかったのかコンソール上で動作するものを作成していたので追加で指示をしました。
image.png

コンソール上で動作するものでなく、ボタンなどをクリックして動作するものを作成してください。

image.png

せっかくなのでReplitと同じように履歴機能、メモリ機能、関数電卓機能を追加してもらいましょう。
先ほど作成した電卓に関数電卓機能、メモリ機能、履歴機能を追加してください。
image.png

freeプランでは一日150kトークンの制限がありますがここまで実装して使用したトークンは60Kトークンでした。

あくまでIDEなので画像のように生成されたもののディレクトリ閲覧やファイルの直接編集も可能
image.png

所感

今回は2つの生成AIを使用してみましたが、bolt.newは電卓のようなシンプルなアプリであれば無料のプランで実装可能なので限定的ではあるがプロトタイプの作成などに役立つと感じました。
逆にReplitに関しては、bolt.newでは収まらないような規模のアプリ開発に役立つと感じますが料金が少し高いようにも思います。
似たような機能を提供している2つのAIサービスですが場面によって使い分けることによってその利点を最大限に活用できると感じました。

参考記事

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