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Javascript応用文法

Last updated at Posted at 2024-10-03

今回はJavascriptの中でも応用的な文法を記事にしたいと思います。

  1. 関数式とアロー関数
    JavaScriptでは、関数という特定の動作をまとめたものを作れます。通常の関数のほかに、「関数式」や「アロー関数」という書き方があります。

普通の関数:

function sayHello(name) {
  return "Hello, " + name;
}
console.log(sayHello("Alice"));  // "Hello, Alice"

関数式:
関数を変数に代入する形で作ることができます。普通の関数と同じように使えますが、関数の書き方が少し違います。

let sayHello = function(name) {
  return "Hello, " + name;
};
console.log(sayHello("Bob"));  // "Hello, Bob"

アロー関数:
アロー関数は、もっと短く書ける方法です。

let sayHello = (name) => "Hello, " + name;
console.log(sayHello("Charlie"));  // "Hello, Charlie"

アロー関数は、コードをすっきりさせるために使います!

  1. 非同期処理とPromise
    非同期処理とは、すぐに終わらない作業(例:サーバーからデータを取得するなど)を待っている間に他のことをやっておくための仕組みです。Promise(プロミス)というものを使って、非同期の作業が終わったかどうかを確認できます。
let promise = new Promise((resolve, reject) => {
  let success = true;
  if (success) {
    resolve("成功しました!");
  } else {
    reject("失敗しました");
  }
});

promise.then((message) => {
  console.log(message);  // "成功しました!"
}).catch((error) => {
  console.log(error);  // もしエラーがあったらここが実行される
});

ここでは、「成功」か「失敗」かが分かるまで他の作業を続けながら、成功したらメッセージを表示するというコードです。thenは成功したときの処理、catchは失敗したときの処理です。

  1. モジュール
    JavaScriptでは、モジュールという機能を使って、コードを別のファイルに分けて整理できます。これにより、コードが大きくなっても、読みやすくなります。

モジュールの例:

// module.js ファイル
export const name = "Alice";
export function greet() {
  console.log("Hello, " + name);
}

// main.js ファイル
import { name, greet } from './module.js';

console.log(name);  // "Alice"
greet();  // "Hello, Alice"

module.jsというファイルで変数や関数を定義し、それを別のファイル(main.js)で使うことができます。コードを分割することで、管理が簡単になります!

  1. スプレッド構文と分割代入
    スプレッド構文は、配列やオブジェクトの中身を簡単に取り出して、別の場所に使うための便利な書き方です。
    スプレッド構文の例:
let arr1 = [1, 2, 3];
let arr2 = [...arr1, 4, 5];  // arr1の要素をそのまま使い、新しい配列を作る
console.log(arr2);  // [1, 2, 3, 4, 5]

また、分割代入を使うと、オブジェクトや配列から値を簡単に取り出せます。

分割代入の例:

let person = { name: "Alice", age: 25 };
let { name, age } = person;  // personのnameとageをそれぞれの変数に代入
console.log(name);  // "Alice"
console.log(age);   // 25
  1. 高階関数
    高階関数は、他の関数を引数に取ったり、戻り値として返すことができる関数です。少し難しそうに聞こえますが、実際によく使うものです。たとえば、mapという配列のメソッドが高階関数です。

高階関数の例:

let numbers = [1, 2, 3, 4, 5];
let doubled = numbers.map(num => num * 2);  // 配列のすべての要素を2倍にする
console.log(doubled);  // [2, 4, 6, 8, 10]

mapは、配列の各要素に対して関数を実行して新しい配列を作ります。この場合、num => num * 2という関数を使って、全ての数字を2倍にしています。

まとめ
これでJavaScriptの応用文法について説明しました。もう一度おさらいしましょう:

関数式とアロー関数:関数をもっと簡単に書ける。
非同期処理とPromise:すぐに終わらない作業を待っている間に他の作業をする方法。
モジュール:コードを別ファイルに分けて整理できる。
スプレッド構文と分割代入:配列やオブジェクトの中身を簡単に扱う。
高階関数:他の関数を引数として扱える関数。

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