作業環境
OS・ミドルウェア | バージョン |
---|---|
CentOS | CentOS Linux release 7.6.1810 (Core) |
Virtual Box | 6.0.8 r130520 (Qt5.6.3) |
Vagrant | 2.2.4 |
導入方法
centOSにGitをインストールする最も簡単な方法はyum
を利用する方法になるが、それでは古いバージョンのGitがインストールされてしまう。
今回はyum
は使わずにソースコードからインストールを行う。
最新バージョンのGitをダウンロードする
最新版GitのURLは こちら から最新バージョン(git-○○○.tar.gz)を調べる。
※今回は「git-2.9.5.tar.gz」で進める。
# ダウンロードする場所へ移動
$ cd /usr/local/src/
# ダウンロード
$ wget https://mirrors.edge.kernel.org/pub/software/scm/git/git-2.9.5.tar.gz
※wget
がない場合はインストールする。
$ sudo yum install wget
ビルドに必要なパッケージをインストール
・openSSL
暗号をサポートするためのツールキット。
・cURL
FTP,HTTP,Gopher,TelnetおよびDictの各サーバからそれぞれサポートされているプロトコルを使用してファイルを取得するツール。
・expat
XMLを解析するために使われる高速XMLパーサライブラリ。
・gcc
GNUプロジェクトが開発および配布している、さまざまなプログラミング言語のコンパイラ集。
・perl-ExtUtils-MakeMaker
Makefileを自動で生成するスクリプトを動かすためのモジュール。
$ sudo yum install openssl-devel curl-devel expat-devel gcc perl-ExtUtils-MakeMaker
※devel
というのはdevelopmentバージョン
で無印のものは正式バージョンになる。
devel
には開発に必要なヘッダファイルが含まれている。
ヘッダファイルがないと自分でソースコードからアプリケーションをインストールしたい場合に困ることがある。
ソースコードのビルド
makeコマンドでビルドする。
※prefixを使うことでインストール先を指定する。
# ファイルを解凍する
$ tar xvzf git-2.9.5.tar.gz
# 解凍したファイルでビルド
$ cd git-2.9.5
$ make prefix=/usr/local all
$ sudo make prefix=/usr/local install
エラーが出る場合
ここまででインストールしたもの以外に足りないものがある場合は都度インストールしていく。
# make prefix=/usr/local all
GIT_VERSION = 2.9.0
* new build flags
CC credential-store.o
/bin/sh: cc: command not found
make: *** [credential-store.o] Error 127
この場合はgcc
が入っていない。
新たにインストールする。
$ sudo yum install gcc
インストールできたか確認
$ git --version