はじめに
本記事ではGitLabのアーカイブされたバージョンのドキュメントを見る方法を試してみようと思います。
GitLabのドキュメントは以下のサイトで確認することができます。
https://docs.gitlab.com/ce/README.html
もちろん最新版(2019/09現在)の12.2は確認できますし
画面上部のバージョンを変更することで、12.0なども確認できますが
それより古いバージョンが選択できない状態となっています。
過去のバージョンの仕様を知りたくなることもありますよね?
また”色々な”事情で古いバージョンを使わざるを得ないケースもあると思います。
そんな時でも簡単に過去のバージョンのドキュメントは確認できます。
過去のバージョンのドキュメントを確認してみる
過去のバージョンのドキュメントを確認するためには、dockerを使える環境が必要です。
dockerさえ使えれば、確認まで2stepで完了します。
1. 以下のコマンドを実行します。<ドキュメントを見たいバージョン>には、10.3等のバージョンを指定します。なお、port4000番を別の用途で使用している場合は、-pの左側の値を変更してください。
docker run -it --rm -p 4000:4000 registry.gitlab.com/gitlab-org/gitlab-docs:<ドキュメントを見たいバージョン>
上記コマンドを実行すると標準出力にログが出力される状態になります。
2. ブラウザで http://localhost:4000/ にアクセスすることでドキュメントを確認できます。
今回は10.3を確認してみました。
3. 確認が終わったら、docker runをCtrl+Cなどで終了すればOKです。
なお、この方法で遡れるのは10.3までのようです。(2019年9月現在: https://gitlab.com/gitlab-org/gitlab-docs/container_registry より)