問題
(1)
問題文より、幾何分布を用いる。
0種類のカードが揃っていて、手に入れていないものを1枚引くとき
$p = \frac{3}{3} = 1$
$E[X] = \frac{1}{p} = \frac{1}{\frac{3}{3}} = 1$
1種類のカードが揃っていて、手に入れていないものを1枚引くとき
$p = \frac{2}{3}$
$E[X] = \frac{1}{p} = \frac{1}{\frac{2}{3}} = \frac{3}{2}$
2種類のカードが揃っていて、手に入れていないものを1枚引くとき
$p = \frac{1}{3} $
$E[X] = \frac{1}{p} = \frac{1}{\frac{1}{3}} = \frac{3}{1} = 3$
よって、3種類のカードが揃うまでに必要な購入回数の期待値は
$E[X] = 1 + \frac{3}{2} + 3 = 1 + 1.5 + 3 = 5.5$
と求まる。
(2)
(1) の状態で、新しいカードを1種類追加する。
3種類のカードが揃っていて、手に入れていないものを1枚引くとき
$p = \frac{1}{4} $
$E[X] = \frac{1}{p} = \frac{1}{\frac{1}{4}} = 4$
よって
$x = 5.5 + 4 = 9.5$
一方、最初から4種類のカードが発売されていた場合については、(1) と同様に求めることができる。
0種類のカードが揃っていて、手に入れていないものを1枚引くとき
$p = \frac{4}{4} = 1$
$E[X] = \frac{1}{p} = \frac{1}{\frac{4}{4}} = 1$
1種類のカードが揃っていて、手に入れていないものを1枚引くとき
$p = \frac{3}{4}$
$E[X] = \frac{1}{p} = \frac{1}{\frac{3}{4}} = \frac{4}{3}$
2種類のカードが揃っていて、手に入れていないものを1枚引くとき
$p = \frac{2}{4} $
$E[X] = \frac{1}{p} = \frac{1}{\frac{2}{4}} = \frac{1}{\frac{1}{2}} = 2$
3種類のカードが揃っていて、手に入れていないものを1枚引くとき
$p= \frac{1}{4}$
$E[X] = \frac{1}{p} = \frac{1}{\frac{1}{4}} = 4$
よって、4種類のカードが揃うまでに必要な購入回数の期待値は
$y = 1 + \frac{4}{3} + 2 + 4 = \frac{50}{6} = \frac{25}{3}$
最後に
$x - y = 9.5 - \frac{25}{3} = \frac{57}{6} - \frac{50}{6} = \frac{7}{6}$
と求まる。