今回はPython のスライス表記について書いていきます。
スライスは単純なルールで表記されますが、初学者に方にとっては
何回か使用していると、ややこしくなってしまう瞬間があるかと思います。
その際、意識しておくべき2つのルールについてお話していきます。
■ スライスを読むときの、2つのルール
①データの順番は0番目から始まる(リストの基本)
②スライスの終わりは、1つ手前の $n-1$ となる
実際に例をあげて説明していきます。
下記のようなデータを用意します。
ルール①では単純に、先頭データから0番目、1番目、2番目・・・と順番が決められているので
それをもとに、数字を抽出していきます。
上記のように、インデックス番号(0から始まる順位付け)をもとに数字の抽出ができました。
このルールだけならば、まだ簡単だとは思います。
次に、②のルールについて説明していきます。
ここで、ややこしい問題が発生します。
今回のリストでは、0から数えて5番目のデータが10でしたが
スライスで5番目までを指定して抽出しても、9までしか出力されていません。
このようにスライスでは、インデックス番号の範囲を指定する際に
終わりの番号の一歩手前、 $n-1$ までの順番までしか抽出されません。(今回は $n=5$)
実際に他の数字も入れて確かめてみます。
初学者の方は、学習中にルール①は意識して写経などをされるかと思いますが
いきなり上記のようなスライスの表記が出てくると、複雑に考えてしまうことがあるかと思います。
その際には、最初にお伝えした2つのルールをもとに考えてみてください。