はじめに
ご存知の方も多いのかも知れませんが、筆者は知らなかったので「ん?何で?」となってしまいましたという話です。
パスワード付き ZIP ファイルを解凍する
先日、パスワード付きの ZIP ファイルを作成する機会がありました。
きちんとパスワードがかかっていることを確認したく、作成後すぐに解凍してみました。
解凍は Windows 10 標準の右クリックメニュー内にある「すべて展開」から行いました。
「すべて展開」を選択するとパスワード入力を求められたので、きちんとパスワードがかかっているであろうことを確認できました。
ここで正しいパスワードを入力し、問題なく解凍することができました。
ここで、心配性の筆者は、誤ったパスワードを入力したらきちんとエラーになるよね?を確認したくなり、もう一度右クリックして「すべて展開」を選択しました。
すると、今後は、パスワード入力画面が表示されず、そのまま解凍が完了するではありませんか。。。
1回目の解凍では間違いなくパスワード入力を求めたられたので、パスワードはきちんとかかっているようですが、一体どういうことでしょうか。
パスワードがキャッシュされていた
調べてみると、どうやら、1回目に入力したパスワードがキャッシュ(記憶)されていたようで、2回目の解凍ではパスワード入力が不要になったようです。
普段は 7-Zip で解凍するのでまったく気づかなかったのですが、「すべて展開」で解凍すると、このような挙動になるのですね。
ちなみに、キャッシュされたパスワードは「Windows 資格情報の管理」の汎用資格情報から確認できます。もちろん、削除もできます。
さいごに
まさか、ZIP のパスワードがキャッシュされているとは思いもしませんでした。
7-Zip は毎回パスワードを聞いてくるので(面倒ですが)安心感があり、今後も 7-Zip で解凍しようと思います。