はじめに
株式会社TechoesインフラチームのOです。
今回は、Amazon Managed Blockchainを使用して基盤構築をする前に、
ブロックチェーンについて調べてみました。
1. ブロックチェーンとは
分散管理台帳技術と呼ばれる、ネットワークに参加している全てのメンバーが過去のトランザクション(取引)記録の同一のコピー(台帳)を保持する技術のことです。
取引の記録はブロック単位で管理されていて、1つ前に生成されたブロックの内容を示すハッシュ値も一緒に格納されています。改ざんするには変更するブロックに加えて、過去すべてのブロックのハッシュ値を変更する必要があるため、ほぼ不可能となっています。
また、台帳が壊れたとしても、他のメンバーが全く同じ台帳のコピーを持つため、過去の記録が消えることはありません。
このように、改ざん耐性に優れたデータ構造かつ耐障害性の高い技術なので、今後の企業間・個人間の取引時技術として注目されているそうです。
2. ブロックチェーンの構成要素
1. スマートコントラクト
履行条件とトランザクションの内容を定義し、条件が満たされたら自動的にトランザクションを実行する仕組み
2. 合意形成の仕組み
3. 台帳
各トランザクションの記録(ブロック)がチェーンで繋がった集合体のこと
3. ブロックチェーンの種類
1. パブリックチェーン
- 誰でも参加可能
- 管理者が存在しない
- BitcoinやEthereumはパブリックチェーンの仕組みを採用している
2. プライベートチェーン
- 許可されたユーザーのみ
- 管理者が存在して、単一の企業または組織内で運営される
3. コンソーシアムチェーン (プライベート)
- 許可されたユーザーのみ
- 管理者が存在して、複数の企業または組織内で運営される
4. Amazon Managed Blockchain (AMB)
パブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーンの両方でレジリエンとなWeb3アプリケーションを構築できるように設計されたフルマネージドサービスです。
AMBでは、Bitcoin,Ethereumを使用したパブリックブロックチェーンと、オープンソフトウェアの「Hyperledger Fabric」を使用したコンソーシアムチェーンが構築できます。
まとめ
今回は、公式の記事などを読み漁り、ブロックチェーンについてまとめました。
次回から基盤構築に入り、パブリック、プライベートの2種類を記事にします。
AMBに関しては、その時に深掘りしたいと思います。