11/26(日)(以下、すべて現地時間)から米国ラスベガスで開催されているAWSの全世界的な開発者向けラーニングイベント「re:Invent 2018」に参加させていただいています。
11/27(月)にre:Invent2018では初となるキーノート(基調講演)イベント「Monday Night Live」に参加してきましたので、その場で発表された新サービスの情報をざっくりお伝えいたします。
今後開催されるキーノート情報も当ブログにてお伝えしたいと思います!
Monday Night Liveとは?
AWSの新サービスや、普段は公表されない裏側の構造などが発表される場です。
月曜日の夜に、バンドによるライブを前座として、アルコール飲料なども提供される中で行われるキーノート(基調講演)です。パーティーのような雰囲気です。
例年、re:Inventの中では最も早く行われるキーノートとなります。
すごい人です。
AWS Summit Tokyoが可愛く思えます。
開演1時間半前の私達の後ろの入場列を映した写真です。
すごい人です。
会場はパシフィコ横浜の展示ホールの半分くらいでしょうか。
すごい広さです。
開場前にライブをやっています。(ステージ隅の方で生演奏してます)
発表された新サービスや新機能たち
新サービスや既存のサービスに追加のオプション機能が登場しました。 以下はそのスライドと、概要です。
AWS Global Accelerator
高速なAWSネットワークを利用して目的のサーバにアクセスできるようにするサービス
AWS Transit Gateway
VPCとのVPN接続やVPC Peeringのハブとなる機能
(従来は、VPCを経由する接続はできず、VPC同士の直接通信しかできませんでした。)
EC2 A1 インスタンス
AWSが独自に開発したGraviton Proccessorを搭載したインスタンス
(性能に対して、比較的安価に利用できます。)
EC2 C5n インスタンス
HPCやネットワーク帯域を大きく利用する際に最適なインスタンスタイプ
EC2 P3dn インスタンス
分散機械学習やHPCに最適なインスタンスタイプ
Elastic Fablic Adaptor
HPCの大規模なクラスタ構成などをターゲットにした高速大容量なENA
SageMaker Neo(OSS)
SageMakerで用意されていない外部のモデルをコンパイルできるようになる機能
Firecracker(OSS)
KVMの技術を利用し、仮想化されていないマシンでmicroVMを立ち上げる機能
雑感
今回のキーノートではネットワークに関する新サービスのインパクトが大きかったように感じました。(その他のサービスについてはスペックが大きいものだったりしてなかなか自身で触る機会は少なそうです……)
また、SageMaker NeoやFirecrackerについてはOSSであることを強めに主張していたことも印象的でした。