年額399ドルだったGoogle Earth プロが無料で使えるようになりました。
主な特長
Google Earth プロについてによると、これまでのFreeと異なり、次のことができるようです。
- 高度な測定
- ポリゴンの面積測定を使って駐車場や土地開発の面積を測定したり、円測定を使って影響範囲を判断したりできます。
- 高解像度印刷
- 最大 4800 x 3200 ピクセルの解像度で画像を印刷できます。
- Google Earth プロだけのデータレイヤ
- 人口統計、土地区画、交通量を表示できます。
- スプレッドシートの読み込み
- 住所を一度に 2500 件まで取り込めます。その際、目印やスタイル テンプレートを一括で割り当てられます。
- GIS の読み込み
- ESRI シェープファイル(.shp)や MapInfo(.tab)ファイルを視覚化できます。
- ムービーメーカー
- Windows Media や Quicktime の HD 動画を、最大 1920 x 1080 ピクセルの解像度で書き出せます。
Google Earth Proのダウンロード方法
- Google Earth プロのダウンロード(Windows/Mac)
http://earth.google.com/download-earth-pro.html
次のURLからMac向け最新バージョンを入手できます。
http://dl.google.com/earth/client/advanced/current/GoogleEarthProMac-Intel.dmg
ダウンロードしてマウントできましたら、アプリケーションフォルダへコピーしてインストールします。
ライセンスキー
ライセンスキーを取得しようとページに遷移すると、フォームがありました。
するとそこには、何か注意書きが書かれています。
Sign up is no longer required for Google Earth Pro. Click here to download Earth Pro, then sign in using your email address and the License Key GEPFREE.
https://geoauth.google.com/gev0/free_trial.html
つまり登録不要で、「GEPFREE」と入れれば良いそうです。
起動後の次の画面のユーザ名にメールアドレス(未登録でもOK)を、ライセンスキーに上記の文字列を入力します。
利用例
スプレッドシートの読み込み
一度に 2500 件まで自動でジオロケート(住所から緯度経度に変換)出来るとのことです。
それでは早速、住所を取り込み画面上にプロットするという機能を試してみたいと思います。
次のページによると、日本の住所には対応していない旨が記載されております。(英語版のヘルプも同様)
しかし実際は取り込めるのでご安心を。
- 住所の読み込み - Earth ヘルプ
https://support.google.com/earth/answer/176685?hl=ja
それでは、適当な住所データをcsv形式で用意します。
ウィザードで文字コードやフィールドの指定などを行います。
完了ボタンを押してしばし待ちます。
するとこのような画面となります。
しばらくすると、地図にプロットされました。
プロットした結果は手元に保存しておけます。
非常に便利ですね!!
ジオコーディング結果の書き出し
この結果はxmlで表現されたkml形式または、zip形式で圧縮したkmz形式で保存もできます。
このファイルには元の住所と、それの緯度経度情報が納められているため、再利用も可能です。
XML形式のデータサンプル(引用元: http://ja.wikipedia.org/wiki/KML )
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<kml xmlns="http://earth.google.com/kml/2.0">
<Placemark>
<description>New York City</description>
<name>New York City</name>
<Point>
<coordinates>-74.006393,40.714172,0</coordinates>
</Point>
</Placemark>
</kml>
KMLデータをCSVに変換
次のサイトで、ファイルを3ステップで変換できます。
https://mygeodata.cloud/converter/kml-to-csv
ダウンロードしたzipファイルにはcsvファイルが収められています。
文字エンコーディングがUTF-8ですので、Excelで編集したい場合にはShiftJISへの変換をエディタで行うと良いでしょう。