Podmanコマンド備忘録

はじめに

Dockerと互換性があり、ルートレスでの動作も可能なコンテナツール Podman を使い始めるための超入門ガイドです。よく使う基本コマンドをまとめました。

目次

1. インストール
2. コンテナイメージの取得
3. コンテナを起動する
   • runオプション
4. コンテナの操作
   • 実行中のコンテナの確認
   • コンテナの停止
   • コンテナの削除
5. イメージの操作
   • イメージ一覧の確認
   • イメージの削除
6. その他便利な操作
   • ログ確認
   • コンテナに入る
7. 自分用FAQ

インストール

WSL2のUbuntuにインストールします。

sudo apt update
sudo apt install podman

コンテナイメージの取得

podman pull <イメージ名>

コンテナを起動する

podman run <イメージ名>

runオプション

引数	説明	使用例
-d	バックグラウンド起動	podman run -d nginx
-p	ポートマッピング	podman run -p 8080:80 nginx
--name	コンテナに名前を付ける	podman run --name my-container nginx
-e	環境変数の設定	podman run -e KEY=value nginx
-v	ボリュームのマウント	podman run -v /host:/container nginx

実行中のコンテナの確認

podman ps

-aで停止中のコンテナ含め全コンテナの確認

コンテナの停止

podman stop <コンテナID>

コンテナの削除

podman rm <コンテナID>

イメージ一覧の確認

podman images

イメージの削除

podman rmi <イメージID>

ログ確認

実行中、停止中どちらも確認可能

podman logs <コンテナID>

コンテナに入る

実行中のコンテナ内で操作するシェルを起動

podman exec -it <コンテナID> [コンテナ内パス]

自分用FAQ

コンテナを削除したらデータは消えるか？

デフォルトではコンテナ内のデータは削除される。
-v オプションを使用してボリュームをマウントすることでデータを永続化可能。

PodmanとDockerの違いは何か？

Podmanはルートレスでの動作が可能。
デーモンを使用しないためセキュリティや軽量性で優れている。