技術者として生きてきて、あのときはうまくいったのになんで今回うまく
いかないんだろ?とか思うこと多々あったり。
忙しい忙しいというけど、何で忙しいのかわかんなくなってたり。
仕事の取り組み方が明確でなくて、なんだかふわふわしてしっくりこない。
そんなこと感じていた今日この頃でしたが、 技術KI計画 とその理論を解説する
【技術者の知的生産性向上】を紹介してもらいました。
__技術KI計画__は技術者としてなぜ生産性が上がらないのか。
生産性上げるためにはどうしたらいいのか?を理論化したもの。
その理論の解説は開発の現場でトラブルが頻発するのは __悪魔のサイクル__に
陥ってしまっている、というところから話ははじまります。
悪魔のサイクル
- 見えない計画
- 問題が事前に見えない
- 個人で問題を抱え込む
- トラブルが発生
- もやもやする
ああ、これだけでココロが痛い・・・(笑)
そしてなぜ 悪魔のサイクルが起こる問題を考察していきます。
悪魔のサイクルが起こる3つの問題
- 負荷の調整がとれてないのに やらねばならないという精神論で進んでしまう マネジメントの問題
- 仕様変更・技術検討不足による設計変更・突発業務多発で計画通りに進まなかったりなどの 技術検討不足の問題
- ゆとりがなかったり、開発外の雑務、行き当たりばったりの検討で進んで結局やり直しさせられるなど達成感・成長感がえられない 活性化問題
これも思い当たるフシが・・・
そして 悪魔のサイクルを断ち切るためには **「見える計画」**を行うことと続いていきます。
ここまでの話は 当然やるべき こととして語られていて、やれないと非難さ
れる話だったりします。
なんでできないの? ということを __技術KI計画__では考察していきます。
この理論と解説は、端から端まで、今までの自分の ダメさ(泣)とこ
れからやるべきことのヒントが詰まっていて・・・全部語りたいのですが、
多すぎるので、改善するための考え方抜粋します。
悪魔のサイクルから脱して改善するために
- 技術KIでやるべきは 「見える計画」
- **「見える計画」**とは大中小の日程計画と作業計画(技術検討)と負荷計画がセットになった計画
- 作業計画アウトプットから考えて **「するために」**必要なことを検討
- 突発業務は起こるものとして、1日 **30%**の時間を計画に組み込む
- 全体計画の 13% を計画業務を日程に組み込むと計画達成率が向上する。
- 計画は本来業務そのもので、計画した業務を完遂するための 絶対不可欠の条件
以降はマネジメントをロジカルに考えていこう、という話になっていきます。
これを読んで、なんで仕事でうまくいくいかないとかばらつきがでるのかよ
ーーくわかりました。
場当たり的に仕事をして、 とりあえずやってみて試行錯誤するので手戻り
が多く、 負荷も考えず多くの業務を受けてしまって 思考停止を引き起こし
てた。
技術KI計画 とその理論を解説する【技術者の知的生産性向上】は、わから
ない・できないの原因を考察・改善していくことの重要性を悟らせてもら
え、今後のバイブルとなる一冊でした。
いま仕事で もやもやしてる人は、読んだほうがいいぜー!!