OCI MonitoringのメトリクスをGrafanaで表示させたいという時の、Grafanaコンソール上でのダッシュボード作成手順を記載します。
GrafanaでZabbixとOCI Monitoringのメトリクスを一元化の記事にて、
Grafana+OCI Metrics連携設定をしていることが前提で、本記事を参考にしてください。
ダッシュボードHOME画面左上の「+」マークよりダッシュボード作成画面に遷移。
##### 右上「歯車」マークより設定画面に遷移し「Variables」⇒「Add variable」をクリック。 ##### Variableの設定を記載。 ※設定 Name: region Data source: Oracle Cloud Infrastructure Query: regions() ここでは任意のRegionのメトリクスを切り替えてダッシュボードで表示できるよう、Regionを変数として設定しています。設定できるVariableは以下です。
Name | Query |
---|---|
region | regions() |
compartment | compartments() |
namespace | namespaces() |
metric | metrics($namespace,$compartment) |
下部に選択可能なリージョン名が表示されるので「Add」
左メニューの「save」で保存し、左上の「←」マークでダッシュボード画面に戻る。
設定したVariableが自由に切り替えられるようになっている。パネルをクリックして「Edit」を選択。
クエリ設定をする。
※設定 Queries to: Oracle Cloud Infrastructure Region: \$region (variableで指定したリージョンという意味) Compartment: \$compartment (variableで指定したコンパートメントという意味) Namespace: oci_computeagent (とりあえず固定でコンピュートのメトリクスを指定。Variableを使うことも可能) Metric: CpuUtilization (とりあえずCpuUtilizationを指定。Variableを使うことも可能)左メニュー上から2番目のVisualizationでグラフの細部設定。
※設定 Unit: percent(0-100) (パーセント表示に指定) label: Percent (Y軸にPercentと記載させる)左メニュー上から3番目のGeneralでグラフタイトル設定。
※設定 Title: CPU utilization (\$compartment) (Variableの変数を使用可能)グラフが表示される。
上部で切り替えたregionやcompartmentでCPU Utilizationを表示することができました。
namespaceやmetricはクエリ設定で固定にしてもよいですし、/$namespaceなど使い切り替えられるようにしてもよいと思います。
自分の環境に合わせたダッシュボードを作成してはいかがでしょうか。
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