はじめに
職場でバウチャーを頂き、Associateに続いてOracle Cloud Infrastructure 2022 Architect Professional(1z0-997-22-JPN)資格も取得しました。
勉強方法を記載します。
Oracle Cloud Infrastructure 2022 Architect Professional(1z0-997-22-JPN)とは
Associateの次のレベルとして、OCIサービスのより専門的な知識とスキルを持つことを証明するProfessionalレベルの資格です。
Professional認定資格を取得するには、Associateレベルの認定資格を取得している必要があります。
2023/10/04受験時点で2022版が日本語対応の最新でしたが、2023版の試験もそろそろ日本語対応するようです。後述のOracle Universityの学習サイトも2023/10/31で2022版が提供終了。2023年版が既に提供されています。
以下、試験内容をザックリ。
- Oracle Cloud Infrastructure (OCI)でのソリューションの計画および設計
- ビジネス要件および技術要件を満たすソリューションをプランおよび設計
- N層アプリケーション、マイクロサービス、サーバーなしアーキテクチャなどのアーキテクチャ・パターンの作成
- 高可用性および障害時リカバリを実現する設計スケーラブルでエラスティックなソリューション
- OCIでのデータベースの設計、実装、操作
- データベースの評価および実装
- データベースの操作とトラブルシューティング
- ハイブリッド・クラウド・アーキテクチャの設計
- 高可用性、帯域幅および待機時間の要件を満たすためのハイブリッド・ネットワーク・アーキテクチャの設計および実装
- マルチクラウド・ソリューション・アーキテクチャの評価
- オンプレミス・ワークロードのOCIへの移行
- オンプレミス・ワークロードをOCIに移行するための設計戦略
- データベース移行の実装とトラブルシューティング
- セキュリティおよびコンプライアンスの設計
- セキュリティおよびガバナンスのためのソリューションの設計、実装および操作
- コンプライアンス要件を満たすソリューションの設計、実装および操作
勉強方法
Oracle Universityの講義を視聴
Oracle Universityの講義、
Japanese: Become OCI Architect (Professional): 2022 日本語を視聴しました。
※2023/10/31で2022版は提供終了の為、今後は
Japanese: Become A OCI Architect Professional (2023) 日本語に切り替わりそうです。内容は最新にあわせた形になると思いますが、22/23で各項目を見比べてもほとんど変わらないようです。
こちらの「Learn OCI & Try-Hands-on Labs」を視聴しました。
「資格試験準備セミナー」、「練習問題」もありますが、こちらは受講していません。時間に余裕のある方は実施するとよいと思います。
「Learn OCI & Try-Hands-on Labs」は視聴時間も長いですが、参考までに出題された項目を以下に記載します。
- OCI Architect Associateの復習
- IAM、特にIAMポリシーの記載の仕方やコンパートメントの特徴について復習するとよいです。
- HAとDRのためのスケーラブルで柔軟なソリューションの設計
- 高可用性、障害復旧、ロードバランサーについてよく出題されました。DNSについてはあまり問われなかったです。
- クラウド・ネイティブ、マイクロサービス、サーバーレス・アーキテクチャ
- 全体的に出題されました。問題文に”マイクロサービス”とあれば、この辺りのサービスを使うな、などなど。
- Infrastructure-as-codeの提供
- こちらはそこまで問われなかったです。
- Oracle Database Cloud Service(DBCS)
- オンプレからのDB移行について、ちらほら出題されたので8が重要そうですが、知識として見ておくべきだと思います。
- Oracle Autonomous Database (ADB)
- こちらも見ておくべきだと思います。
- ハイブリッド・クラウド・アーキテクチャの設計
- OCVSについては全く出題されなかったですが、Microsoft Azureへのアクセスについて何問かありました。
- オンプレミス・ワークロードのOCIへの移行
- こちらは全体的に出題されました
- セキュリティとコンプライアンスの設計
- 特にWAF(ロードバランサーの準備、WAFポリシー、保護ルール、アクセス制御ルール)と、OS管理は確認すべきです。
またFastConnectなどオンプレ-OCI接続についても、よく学習すべきだと思います。
Web問題集で練習
こちらは紹介しないですが、ネット上にあるWeb問題集を練習すればより確実に合格できると思います。
極力短時間で合格したいという方はOracle Univaersityの「資格試験準備セミナー」、「練習問題」よりも、こちらの実施をお勧めします。
受験
- オンライン試験のみ
- 問題は4つの選択肢から選ぶ形式がほとんど(単一、複数回答も)
結果、振り返り
以下振り返りです。
- Associateより問題文も長い為、よく読んで根気強く解いていきました。上記勉強したことは非常に役立ちました。
- また試験時間が120分もあり、解くのに制限時間いっぱいということはなく、見返すことも可能でした。