はじめに
Angular のバージョンを 9.1.3 から 10.2.4 へアップデートした際の手順を備忘録として残します。
※ 各プロジェクト毎のソースコードや拡張機能によって手順が異なる場合があります。
環境
- docker container
- node: 14.0.0
- Docker イメージ: FROM node:14.0.0-stretch
- Angular: 9.1.3
- node: 14.0.0
アップデートを実行
公式のアップデートガイドを頼りにアップデートを行います。
node.js のバージョンを更新
アップデート要件の調査時点では node v14.0.0 のままで問題なさそうでしたが、
@angular-devkit/architect
のアップデート要件が node ^14.15.0 となっていたため、
node のバージョンについてもアップデートを行いました。
FROM node:14.15.0-stretch
Angular のバージョンを更新
ng update
コマンドを使用し、Angular のバージョンを更新します。
ng update @angular/core@10 @angular/cli@10 --allow-dirty --force
(このとき @angular/cdk も更新される)
拡張機能のバージョンを更新
拡張機能としてインストールしているパッケージのバージョンを更新します。
Angular のバージョンによって指定するバージョンが変動するため確認が必要そうです。
ng update @angular/material@10 --allow-dirty --force
動作確認
バージョンアップ後、各動作に影響が出ていないか確認を行い完了です。
9.1.3 から 10.2.4 への変更ではソースに大きな変更はなく、
スムーズにアップデートを行うことが可能でした。