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Libre Office Baseの基本

Last updated at Posted at 2025-07-26

初めに

RDBは、商用のOracleやSQL Server、無料のPostgreSQLなどがありますが
いずれもサーバとクライアントのソフトが必要です。
デスクトップで簡単に利用できるものとしてMicroSoftのAccessもありますが、有償で家庭向けには含まれていません。
LiberOfficeであれば無料で利用ができ、Accessに対応するものとして「base」があります。
以外に知らない人が多いと思いますので、簡単に紹介したいと思います。

環境

Windows 11
LiberOffice 25

インストール

1.以下よりインストールファイルをダウンロードします。
https://ja.libreoffice.org/download/download/
image.png

2.ファイルを実行します
image.png

3.次へをクリックします
image.png

4.標準を選択して、次へをクリックします
image.png

5.インストールをクリックします
image.png

6.Chormeなど起動している場合、以下のメッセージが出ます。OKをクリック
image.png

インストールが始まるので、終了まで待ちます

7.完了をクリックします
image.png

8.再起動を求められます。はいをクリックします。
image.png

起動と新規データベースの作成

1.全てのアプリから、Libre Office Baseをクリックします
image.png

2.新規データベースの作成を選択して次へクリック
image.png

3.「いいえ、データベースを登録しません」を選択して「完了」をクリックします
image.png

4.保存先とファイル名を入力して「保存」をクリックします
image.png

基本画面

起動時の画面です
エリアは3つに分かれており
・左ペインにオブジェクトの種類があり、以下4種類
 テーブル
 クエリー(いわゆるビュー)、
 フォーム(データの入力や参照をする専用画面を作成できる)
 レポート(印刷用のレイアウト)
・右上のタスクは、選択したオブジェクトに対する操作、
・右下は選択されたオブジェクトに作成されたデータ
 初期起動時は、当然何もありません。
が表示されます。

image.png

テーブルの作成

通常のRDBでは、CREAT文でテーブルを作成しますが
BASEではGUIで作成します。

今回は、テストとして3つのテーブルを作成します。
社員マスタ、資格マスタ、社員保有資格テーブルを作成します。

1.「テーブル」を選択して、「デザイン表示でテーブルを作成」をクリックします。
image.png

2.フィールド名を入力し、フィールドタイプを選択して作成します。
社員マスタとして、社員番号と社員名を入力します。
フィールドタイプは自動でテキストタイプが選択されるので、そのままとします。

image.png

3.主キーの指定
社員番号を主キーにするため
社員番号の先頭矢印で右クリックし、プライマリキーをクリックします
image.png

image.png

↓設定後は、キーアイコンが表示されます。
image.png

4.保存をクリックします
image.png

5.テーブル名を入力し、OKをクリックします。
image.png

データ入力

データの入力も簡単です。
通常だとDML文のINSERT、UPDATE,DELETEが必要ですが
エクセルライクの操作が可能です。

1.作成したテーブル「社員マスタ」をクリックします。
image.png

2.初期は0件のため、以下の表示です。
image.png

そのまま、3件ほど入力してください。

テストで以下を入力しました
image.png

3.閉じるをクリックします
image.png

4.同じように資格マスタと社員保有資格テーブルを作成、データを入力します
image.png

クエリーの作成

クエリーもGUIで作成できます。
テストとして
社員マスタ、資格マスタ、社員保有資格テーブルを結合し
社員名と社員が保有している資格名の一覧ビューを作成します。

1.クエリーを選択し、クエリーの「デザイン表示でクエリーを作成」をクリックします
image.png

2.クエリーで使用するテーブルを選択します。
 テーブルを選択して追加をクリックします
 3テーブルを追加します。
image.png

3.追加したら閉じるをクリックします
image.png

4.関連付け
 テーブル間の結合条件を指定します
ドラッグで設定できますので
社員マスタの社員番号から社員保有資格の社員番号
社員保有資格の資格番号から資格マスタの資格番号までドラッグします
image.png

5.表示するフィールドの指定
表示したいフィールドをダブルクリックすると下部のフィールドエリアに反映されます。
社員番号、社員名、資格番号、資格名をダブルクリックします。
image.png

※フィールドエリアを直接入力も可能
並べ替えや表示順、ANDやOR条件、各種関数も指定できます。

6.保存をクリックします。
image.png

7.クエリー名を入力しOKをクリックします。
image.png

8.作成したクエリーをクリックします。
image.png

↓クエリーが確認できます
image.png


いかがでしょうか。

サーバを使用せず、簡単にSQLの確認やデータの集計などで
自由度が広がるかと思います。

皆さんも一度利用してくださいね。

おわり

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