この記事で書くこと
AWSのリザーブドインスタンスについて学んだことをきちんと残す
体系的なものではなく、断片的な情報になります。
リザーブドインスタンスとは?
利用するインスタンスの枠を注文することによって、個別で使用するよりも割引を利用できるのでお得になる、という仕組みです。
何を学んだ?
リザーブドインスタンスを途中で変更したくなった時にどうしたらいいのか?の答え
「え、枠で割引を受けてるんだから、途中で変えられないでしょ。」と思っていました。
が、変えられます。
ただ、何でも好きなように変更可能というわけではないです。
自分の今回学んだケースは、インスタンスサイズの変更が可能かどうかというユースケースについてです。
ここで登場する概念が「インスタンスファミリー」と「フットプリント」です。
インスタンスファミリー
例えば以下のようなインスタンスのことをいいます。
- t2.small
- t2.medium
これらはインスタンスファミリーにあたります。
例えば、 t2.smallから、t2.mediumにインスタンスサイズを変更したい、という時はできます、ただし、
**「フットプリント」**が元のリザーブドインスタンスのものを超えない限り、です。
フットプリント
フットプリントとは、インスタンスサイズごとに決まっている正規化係数を全て合計したものです。
例えば、リザーブドインスタンスを設定時に、
- t2.medium
- t2.small
の2台を設定した場合、フットプリントは、 - t2.medium 2
- t2.small 1
2+1で3ということになります。
それを途中で
- t2.large
にしたい!というのはインスタンスファミリーが同じであってもできません。
4で3という元々のフットプリントを超えてしまっているからです。
以下のケースへは変更が可能です。
- t2.micro
- t2.micro
- t2.micro
- t2.micro
- t2.small
の5台にしたい。というものですが、 - t2.micro 0.5
- t2.micro 0.5
- t2.micro 0.5
- t2.micro 0.5
- t2.small 1
(0.5 * 4) + 1 で3、元々のフットプリントと一致しますので、変更が可能です。
なかなかリザーブドインスタンスを扱う機会が無かったので勉強になりました。