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グループウェア「mitoco」を使ってみよう ~【V19.1新機能】承認プロセス実行中の申請フォームの変更に対応(ワークフロー)【その1】~

Last updated at Posted at 2023-06-21

はじめに

mitoco V19.1 がリリースされました。

▼リリースノート

こちらを確認すると「承認プロセス実行中の申請フォームの変更に対応」と言う機能が追加されたようです。

2.ワークフロー
 2.1.承認プロセス実行中の申請フォームの変更に対応
 承認プロセスの各承認ステップや最終承認、最終却下、取消時に
 申請フォームが変更できるようになりました。
 承認プロセス管理にて対応する申請フォーム指定することができます。
 申請フォームを変更することで、申請が進んだ場合に
 レイアウト上参照できる項目を追加/削除したり
 項目の編集可/不可を変えたりすることができるようになります。

と、記載されています。
こちらについて、どのように使うのか、を考えてみたいと思います。

試してみよう

まず、こちらの機能はどのような機能なのでしょうか。
確認してみたいと思います。

記事を読む前に、Salesforce の機能の

  • レコードタイプ
  • ページレイアウト
  • プロファイル、権限セット
  • 項目レベルセキュリティ

並びに

  • mitoco ワークフローの利用方法の基本的な利用方法

を理解している必要があります。

以下、例になります

以下のような流れで、[STEP2] でレコードタイプが切り替わることを確認してみましょう。
レコードタイプが切り替わることで、ページレイアウトも切り替わります。

image.png

レコードタイプ と ページレイアウト の設定

  • 申請データオブジェクトには「ページレイアウト」が2つ用意(「Data Layout」と「PageLayout002」の2つ)。

image.png

  • ページレイアウト「Data Layout」の構成。以下のように項目を配置。

image.png

  • ページレイアウト「PageLayout002」の構成。以下のように項目を配置。

image.png

ページレイアウト「Data Layout」と「PageLayout002」のページレイアウトの内容は全く異なっているところに注目です。

  • レコードタイプには「Default」「RecordType001」「RecordType002」の3つ存在。

image.png

  • 「プロファイル」と「レコードタイプ」に対する「ページレイアウト」を指定。
    判りやすいように、どのプロファイルでも
    レコードタイプ「RecordType001」を選ぶとページレイアウト「DataLayout
    レコードタイプ「RecordType002」を選ぶとページレイアウト「PageLayout002
    を表示するように設定。

image.png

  • 承認プロセス(バージョン)を作成。名前は「承認プロセス実行中の申請フォームの変更に対応(1)」とします。
    STEPを2つ用意し、[申請]⇒[STEP1]⇒[STEP2]⇒[承認] と言う遷移を用意。
    判りやすいように、2つのステップの承認者は「テストユーザ1」とします。

image.png

  • [STEP2] では 申請フォーム(レコードタイプ) [RecordType002] に変更。

image.png

テストユーザ1 の情報 と プロファイル、権限セットの設定

  • 使用しているプロファイルは「標準ユーザ」を使用。

image.png

  • プロファイルに対するレコードタイプの権限
    • プロファイル「標準ユーザ」で指定している「レコードタイプ」の利用権限として「RecordType001」のみ。

image.png

  • プロファイル「標準ユーザ」で指定している「申請データ」オブジェクトに対する「項目レベルセキュリティ」の設定として「レコードタイプ」「件名」と最小限利用できる項目のみ。

image.png

  • 別途、権限セットを用意する。(名前は「申請データオブジェクトの項目レベルセキュリティ」とする)
  • 権限セットの「オブジェクト設定」の「申請データ」として
    項目権限(項目レベルセキュリティ)として、利用したい項目に対して「参照アクセス権」「編集アクセス権」を付与。

image.png

  • なお「オブジェクト権限」は「mitoco (Approvals) User」で設定されているため
    権限セット「申請データオブジェクトの項目レベルセキュリティ」では付与しない。

image.png

  • テストユーザ1」に対してmitocoの権限として
    mitoco(Approvals) User
    mitoco(Base) User
    mitoco(Collaboration) User
    申請データオブジェクトの項目レベルセキュリティ
    を付与。

image.png

  • 申請するデータ(申請データ)を用意。
    この時、申請フォーム(レコードタイプ)「RecordType001」を指定する。

image.png

  • RecordType001」を指定するので、ページレイアウト「Data Layout」で表示されている。
    件名は判りやすいように「承認プロセス実行中の申請フォームの変更に対応(1)」とします。

image.png

  • 申請データができたので、承認プロセス「承認プロセス実行中の申請フォームの変更に対応(1)」を選んで [申請][STEP1] に遷移。

image.png

  • 申請されたことで、状況が「未申請」となる。また「申請フォーム」が「RecordType001」となっているところにも注目する。

image.png

  • [STEP1] にいる状況。さらに [承認] を実行し、 [STEP2] に遷移。

image.png

  • [STEP2] に遷移した結果。

申請フォーム」が「RecordType002」に切り替わりました。

image.png

テストユーザ1」はレコードタイプ「RecordType002」の利用権限は有していないが、表示させることができる。

image.png

結果

  • 任意のステップで、任意のレコードタイプを変更することで、任意のページレイアウトを表示させることができることが判りました。

次回

この機能の注意事項を確認していきます。

mitoco について

  • Salesforce 上で動作するグループウェアの「mitoco」(みとこ)に関する記事になります。

  • mitoco は「株式会社テラスカイ」のサービスです。

ご了承ください

  • 記事は、2023年6月時点・mitoco V19.1 の段階の内容となります。
    • 内容は製品のバージョンによって仕様が変更されている場合があります。ご了承ください。
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