##イントロダクション
※ Alibaba cloudの回し者ではないです!
クラウドを触り始めたド初心者が勉強の機会に恵まれたので、レポートを書いてみました
※ 業務の範囲で使うことはあまりないですが、イベント直前に参加者枠にねじ込んでくださった弊社CTOに感謝の意を込めて書き連ねます。
Alibabaの強み
中国を中心としたリージョンとアベイラビリティゾーン
・世界に18リージョンの拠点がある。
中国の8拠点が中心となっており、アジア圏のエンドユーザーとのレイテンシの減少が望めそう。
・被災時対応の為、データセンターは各リージョンに2拠点設置される予定。
パッケージングされたサービスの提供
・オンプレミスな環境でサーバを構築すると、物理サーバの購入〜ホストOSの運用〜DB設計なども工数として含める必要があるが、RDSではDBの冗長化、オートスケーリングまで自動的に行ってくれる。
・また、MasterDBとSlaveDBの高可用な構成も自動的に作成される。
料金形態
・時間決めの使用料金が発生する。
・APIなどの利用内容についても同様に追加課金される。
・エキスパート向けが月額3,000円、ビギナー向けのテスト用向けなパッケージは2,000円程度から始められる。
Alibaba cloudで何が出来るか(気になったものを抜粋)
・HybridDB for PostgreSQL
-> 曖昧文字列の分析・検索に強い
・AntiDDos
-> リアルタイムに通信量、DDoS攻撃がモニタリングできる
VirtualPrivateCloudの構築
・Cloud上にプライベートなサーバを立てることが出来る。
・オンプレミス環境をクラウドにリプレースしたい場合など、アクセスできるプロセスを限定することが出来る。
愉快なサーバの仲間たち
ServerLoadBalancer
・冗長化済のロードバランサーを設定できる。
・1つのLBに対してインスタンスは2つ下がっている。
ObjectStorage
・静的なコンテンツを返すのに適している。画像処理が得意。
・動的な処理、log用に用いる役割はアプリケーションサーバに投げる運用が出来る。
つまりReadやWriteの動きは得意ではない。
Express Connect
・VPC間を内部ネットワークで接続することが出来る。
・セキュアにデータをやり取りしたい事例に最適。オンプレミスの環境からcloudに移行したいときなどに用いられる。
・いわゆるサーバ同士をつなぐパイプ。
ハンズオン
手順は省略。所感を連ねていきます。
・実際にセキュアなインスタンス(サーバの最小単位のこと)を立てることをやりました。基本的にはGUIの操作で完結しますが、物理のサーバを意識させるような項目が多かったです。
・コンソールからテクニカルサポートへチケットを切ることが出来ます。他のクラウドサービスには見られない機能です。
・サーバの構成はリージョン > VPC > VSwitch になっており、VPCにアクセスするには踏み台サーバを経由する構成を取ります。
(これは一般的なサーバ構成について同様のことが言えます)
・インスタンスを立てる際に、マシンスペックを選ぶことが出来ます。これはイメージから作成することも可能ですし、Alibabaが用意したものを選択することも可能です。
(ちなみに物理のマシン性能についてもTipsで上げています。マニアック。)
・インスタンスへのアクセスはssh鍵かパスワード方式を選択できます。
・インスタンスの起動時の設定をshellで書くことが出来ます。
#!/bin/sh
yum install -y httpd
systemctl enable httpd
systemctl start httpd
これは新鮮でした。上の内容はアパッチをインストールして毎回起動する、みたいな意味だったと思います。
##まとめ
・中国を拠点とした、地盤の強いサーバについて学ぶことは無駄でないかなあと思います。
今関わっているサービスがアジア圏へ進出する予定は特にないのですが、個人的なコンテンツをアジアの方々へ晒してみてもいいのかもしれません
・GCPとAWSでインスタンスを立てるなどはしてきましたが、操作感は二つと兼色なかったです。
むしろコンソールにカスタマーサポートがついているなんて、かなり親切なのでは…?
個人的にUIはGCPの方が好きです
・これは単なる無知でしかないのですが、オンプレミスで用意するサーバのコストが高すぎてビビりました。
ロードバランシングにうん100万円…
クラウドで立てれば月額700円
・もっとインフラ触ってみます。興味とモチベが続く限り。