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2022年5月現在 Figmaで実施しない方が良いハック

Last updated at Posted at 2022-05-26

この記事の概要

Figmaは最近注目を集めているデザインツールです。

アップデートが早いのも特徴の1つなのですが、結果的に「以前は有用だったハックが今ではアンチパターン」になり得ます。

2022年5月11日に実施されたアップデートを踏まえ、それ以前に紹介されていたテクニックのうち、今はもう実施しない方が良いものをまとめました。

将来、ここで紹介したようなハックが検索でヒットして「なんだこれ?不要では?」と感じる人も出てくるでしょうから、経緯を知れるための記事になれば良いなと思っています。

一辺だけのborderを再現するのにDrop shadowを使う

これまでFigmaでborderを指定する場合、四辺すべてに一律で適用されていました。
そのため、一辺だけにborderを指定したい場合はBlurSpreadを0にしたDrop shadowをかけて再現しているケースがありました。

アップデートにより、一辺だけのborderが正式にサポートされたのでもうこのテクニックを使う必要は無いでしょう。

幅や高さが0pxのFrameを作って絶対位置で配置する

いかにもハックっぽいやり方なので、詳細は説明しません。
もし気になる方がいれば、かつて紹介のために書いた以下の記事をどうぞ。

そこまで詳しくない人からしたら不可解な挙動でしょうし、実はデータとしては0pxでないため多用すると問題がおきます。

アップデートにより、絶対位置指定がサポートされたのでこちらを使いましょう。

Auto layout内でネガティブマージンを再現するために小さいFrameで囲う

かつてAuto layoutのSpacing between itemsにはマイナスの値を指定できませんでした。
そのため使っていたテクニックです。
とは言え、そんなにたくさん見かけたことはありませんが笑

画像では、直径100pxの円を76pxのFrameで囲んで、その上でAuto layoutをかけています。
Frameを基準に並べられるのと、Frameからはみ出していても描画できるFigmaの特徴をあわせたテクニックでした。

しかし、公式にマイナスの値がサポートされたのでもう使う必要はありません。

最後に

Figmaのアップデートはいつも良い内容なので大歓迎ですが、追従できていないと今となっては謎の作り方をしているデータがたくさん生まれかねません。

そもそもデザインデータをどこまで綺麗にするのか?という問題はありますが、それなりにmigrateしておいた方が後々楽な気がします。


最後まで読んでくださってありがとうございます!
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