この記事の概要
何かしらの場面で、テクスチャー画像が欲しくなるときはあると思います。
意外と簡単に、かつ量産できそうなやり方を見つけたので記事にしてみました。
無料の 3DCG ソフトである Blender を使う方法です。
準備するもの
Blender だけです。
持っていない人ダウンロードページから手に入れましょう。
完成形
こういったランダムな模様を割と簡単にたくさん作れます。
準備
まずは Bledner を起動して、下準備をします。
- Plane を配置する
- 真上に Camera を設置する
- 真上に Spot Light を設置する
このとき、World も Plane も#000
、にしておきます。
Light はとりあえずバカみたいに大きな Power を設定すれば大丈夫です。
ここでは 100,000W にしています。
ノードを組む
色を変える
Light を選んで Shader Editor を開いて、Emmision の色を#f00
にします。
Texture を繋ぐ 1
ここでは Musgrave Texture を繋いでいます。
また、Mapping と Texture Coordinate も用意して、Texture Coordinate の UV から Mapping の Vector へ繋ぎます。
プロパティ | 値 |
---|---|
Scale | 20.000 |
Detail | 1.000 |
Demension | 1.000 |
Lacunarity | 1.000 |
Texture を繋ぐ 2
複雑な見た目にするために Noise Texture を間に挟みます。
プロパティ | 値 |
---|---|
Scale | 8.000 |
Detail | 0.000 |
Roughness | 0.000 |
Lacunarity | 0.000 |
Distortion | 0.000 |
Musgrave Texture と Emission を複製する
複製し、Emission の色を#0f0
と#00f
に変えます。
Add Shader で Emission を合成する
Add Shader を 2 つ用意し、すべての Emission を繋ぎます。
また、その際に Musgrave Texture の Scale を少しずつだけ値を変えます。
これにより、色がズレて表情が複雑になります。
管理しやすいように値を切り出して完成
Value と Add を用意し、Musgrave Texture の Scale に繋ぎます。
これにより、Value を変えるだけですべての色が連動して変わります。
最後は書き出したら、冒頭に載せたのと同じテクスチャーが出来上がります。
バリエーション
Noise Texture を Voronoi Texture に変える
Musgrave Texture を Wave Texture に変える
大した変更をしなくても、かなり様変わりします。
Texture そのものは一緒でも各種オプションを変えるだけでも相当変わりますし、適当にいじっていれば意外と面白いものに出会える気がします。